グループCEOごあいさつ


 東京証券取引所グループと大阪証券取引所が統合し、JPXが発足して3年半あまりが経過しました。


 JPXが誕生当時より目指す「アジア地域で最も選ばれる取引所」を実現していくためには、引き続き金融資本市場のインフラ運営者として安定的に高品質のサービスを提供していくと同時に、多様化・高度化する市場利用者のニーズに的確に対応していくこと、すなわち、中長期的な目線でグローバルな投資家や上場会社の期待に応えていく必要があります。


 このような考えから、JPXは2016年3月に2016年度から2018年度までの第二次中期経営計画を策定しました。この計画では、市場の持続的発展を図るために、「現物市場」、「デリバティブ市場」、および「周辺ビジネス」を3つの主要なビジネスポートフォリオとして保持する「将来像」を中長期的に目指していくことを明確にしています。そこに向けて、統合によって獲得したグループの総合力を発揮しつつ、新たなビジネスに積極的に進出していきます。


 2015年半ば以降、グローバル経済を巡っては、その不確実性を高めるような出来事が相次ぎ、日本経済の先行きにも不透明感が増しています。こうした環境の中、JPXは、現状に満足することなく、制度の改善、商品・サービスの拡充、さらには個人投資家層の資産形成活性化のための金融リテラシーの向上などの課題に、グループ全体を挙げて、さらなる発展を求めて取り組んでいきます。


 言うまでもなく、国内外の多様な投資者、上場会社、証券会社等の市場関係者、さらには監督当局や一般社会の皆様のご理解とご協力なくして、市場の持続的発展はあり得ません。今後ともご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。



株式会社日本取引所グループ

取締役兼代表執行役グループCEO 清田 瞭