JPXからのお知らせ

2015/01/28 JPX 日本取引所グループとシンガポール取引所によるコロケーションサイト間の 通信サービスの提供について

 
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株式会社日本取引所グループ(以下「JPX」)とシンガポール取引所(以下「SGX」)は、本日、「JPX-SGX コロケーション・ダイレクト」サービス(以下「本サービス」)を2015年4月から提供を開始(予定)することとしました。
本サービスは、2014年12月に両取引所の間で、両市場の発展に向けた協力関係を深めるべく締結した趣意書(以下「LOI」)のなかで合意した検討分野の一つである、両取引所のコロケーションサイトを結ぶ通信サービスの提供について協議を重ねてきた結果、実現に至ったものです。これにより、両取引所は両市場の共通上場商品の取引におけるリスク管理や取引機会の的確な把握などグローバルな投資家の利便性の向上に寄与する、より効率的な接続環境を提供いたします。

本サービスは、JPXのコロケーションサイトとSGXのコロケーションサイトを接続する国際回線を提供するもので、これにより、コロケーションサイト利用者は、両取引所のマーケットデータの送受信などコロケーションサイト間の低遅延な通信が、より低廉に行えるようになります。なお、本サービスは、NTTコミュニケーションズ株式会社及びKVH株式会社の2社を指定キャリアとして提供いたします。

斉藤惇(さいとうあつし)日本取引所グループCEOは、「先般締結したLOIのなかで合意した協力分野のうち、両取引所間の架け橋ともいえるインフラサービスに関する検討が早期に結実したことを嬉しく思います。このサービスを通じ、両取引所の取引参加者等の利便性が向上し、取引機会が増大することにより両取引所市場がともに活性化することを期待しています。私どもJPXは、アジアの資本市場の更なる発展に貢献するため、今後も新たな取り組みに挑み続けて参ります。」と述べています。

シンガポール取引所のCEOであるマグナス・ボッカーは、「この度の株式会社日本取引所グループとの提携関係の発展を喜ばしく思います。SGXとJPXは2000年以来、有意義で確固たるパートナーシップを育んできました。今後もJPXと緊密な関係を保ち、インフラを強化するとともに、両市場内外での取引参加者等の事業拡大を支援して行く所存です。」と述べています。

サポートプロバイダー一覧(東証サイト)

株式会社日本取引所グループ

株式会社日本取引所グループは、世界を代表する取引所グループであり、アジア太平洋地域で最大規模の証券取引所である株式会社東京証券取引所と、主要デリバティブ取引所である株式会社大阪取引所の経営統合により、2013年1月1日に設立された持株会社です。同年1月4日には、自社株式を、東京証券取引所にも上場しています。時価総額4.4兆USドル(=約525兆円)(2014年12月末)の株式市場を有するほか、日本を代表するデリバティブ取引である、日経225先物、TOPIX 先物、国債証券先物等の取扱いを行っています。

日本取引所グループHP

シンガポール取引所

シンガポール取引所は、アジアのゲートウェイとして、アジアの成長を求める投資家と、グローバル資本を求める発行体とを結びつけています。アジアの中でも非常に国際化された取引所であり、時価総額7,444億USドル(2013年12月末)のSGX株式市場に上場する会社のうち40%以上は外国会社となっており、また、SGX自社株式も同市場へ上場しています。SGXでは、株式の他、日経225先物を含むデリバティブ取引や、コモディティ商品等を取扱っており、2014年10月には金市場を開設しています。

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お問合せ

株式会社日本取引所グループ 広報・IR部
電話:03-3666-1361 (代表)