NYダウ先物

商品概要

ダウ・ジョーンズ工業株平均先物取引(以下「NYダウ先物」)は、米国の大手有名企業30銘柄で構成される修正平均型の株価指数である、ダウ・ジョーンズ工業株平均株価(Dow Jones Industrial AverageSM、以下「NYダウ」)を対象とした先物取引で、満期時点のNYダウの数値で差金決済されます。
NYダウは、1896年5月26日に算出開始された世界でも最も歴史が長い株価指数の一つで、新聞やテレビのニュースでも真っ先にとり上げられるほどメディアにおける露出も高いことから、個人投資家にも馴染み深い投資対象と言えます。また、NYダウの構成銘柄には世界的に有名な企業が多数含まれています。構成銘柄は株価平均委員会(Averages Committee)によって必要に応じて見直され、輸送と公共事業以外の業種の銘柄のうち、企業の評判が高く、成長が持続的で、多くの投資家が高い関心を示す銘柄が主として選定されます。
NYダウの詳細は、Dow Jones Indexesicon-blockのサイトをご覧ください。

NYダウ先物リーフレット(2017年10月発行・PDF)

NYダウ先物の特徴

円建てで取引

通常、日本から米国市場の株式などへ投資する場合においては、米ドル建てでの投資となるため、原資となる日本円を米ドルに交換する必要があり、交換時の為替レートの変動等のリスクを負担する必要があります。
しかし、NYダウ先物は、NYダウの数値をそのまま円建てで取引するため、日本円での取引が中心の国内投資家にとっては、取引コストや通貨管理の面においてメリットがあります。また、取引において為替レートの変動を大きく意識する必要はありませんので、NYダウ先物には、NYダウの水準に直接的に投資することができる、つまり投資成果が分かりやすいという魅力もあります。

米国市場の取引時間中での取引

取引時間は日経225miniなどと同じく、午前8時45分~午後3時15分(日中立会)及び午後4時30分~翌午前6時(夜間立会)です。米国市場の取引時間をカバーすることができます。
例えば、米国株式市場に大きな影響を及ぼす雇用統計は日本時間で午後9時30分(米国夏時間)に発表されるなど、米国の主要経済統計の公表は主に日本時間で午後9時30分~午後11時の間に行われます。NYダウ先物の夜間取引によっては、このような経済指標の発表時などNYダウがダイナミックに動く時間帯における取引も可能になります。

取引を行う上での留意事項

NYダウを対象とした先物取引は、NYダウ先物の他にも海外の複数の市場で取引されています。特に、The Board of Trade of the City of Chicago, Inc. (CBOT)にて取引されているCBOT Dow Jones Industrial Average Index Futures等(以下「CBOT NYダウ先物」)は取引が活発に行われているため、NYダウとあわせて、その取引価格はNYダウ先物を取引する際の参考として利用されることが考えられます。
この点につきまして、NYダウ先物は、米ドルを基準として算出されているNYダウに対して円建てで決済する取引であることに留意する必要があります。「NYダウとNYダウ先物の価格の関係」は、理論的には「日経平均株価と日経225先物の価格との関係」や「NYダウとCBOT NYダウ先物価格との関係」とは少し異なり、NYダウのボラティリティやドル円レートのボラティリティ及びNYダウとドル円レートの変動の相関も考慮されます。NYダウ先物の価格はあくまで市場の需給によって決まるものですが、理論的にはCBOT NYダウ先物と必ずしも同じ価格にはならないことにご留意ください。

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マーケットメイカー制度

流動性を補完するため、マーケットメイカー制度を導入しています。制度の詳細については以下のページをご覧ください。

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著作権等

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関連サイト

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