証拠金

証拠金とは

先物取引やオプション取引は、対象とする原資産の将来の値段で、利益あるいは損失が決まります。
その損失が生じた場合にも、決済の履行を確保できるようにするために証拠金が必要となります。

顧客が差し入れる証拠金
証券会社が預託する取引証拠金

誰が証拠金を差し入れるのか

先物取引の場合

買い手
売り手

先物取引の場合、売り手、買い手とも予想が外れると、損失は拡大していきます。したがって、先物取引では売り手も買い手も証拠金を差し入れる必要があります。

オプション取引の場合

コールの売り手
プットの売り手

オプションの売り手は予想が外れると、損失が拡大していきます。したがって、証拠金を差し入れる必要があります。

コールの買い手
プットの買い手

オプションの買い手は予想が外れても、損失はプレミアムのみに限定されます。したがって、証拠金を差し入れる必要はありません。

証拠金はいくら必要か

先物・オプション取引に係る証拠金所要額は、そのポートフォリオから将来発生する恐れのあるリスク(予想損益額)をシミュレーション等を行うことにより求めたSPAN®で計算される額(=SPAN証拠金額)に、ネット・オプション価値を考慮した額となります。

証拠金所要額 = SPAN証拠金額 - ネット・オプション価値の総額

SPAN証拠金額

理論上相殺できる損失額を差し引いて、相場の上げ下げ等によりポートフォリオ全体で損失となる可能性のある金額です。
毎営業日配信されるSPANリスク・パラメーター・ファイルを利用してPC-SPAN®等でSPAN証拠金額を計算します。(毎週SPANパラメーターの見直しを行います。)
SPANリスク・パラメーター・ファイル、SPANパラメーター等につきましては、日本証券クリアリング機構のホームページをご覧ください。

日本証券クリアリング機構icon-block

ネット・オプション価値の総額

ネット・オプション価値の総額は、デフォルト等によってポジションを清算する場合におけるオプションの清算コストやオプションが権利行使された場合等に生じるリスクをカバーするために考慮するもので、買いオプション価値の総額から、売りオプション価値の総額を差し引くことによって求めます。

ネット・オプション価値の総額 = 買いオプション価値の総額 - 売りオプション価値の総額

買いオプション価値 = ロング・ポジション(買い超建玉) × 清算価格×取引換算額

売りオプション価値 = ショート・ポジション(売り超建玉) × 清算価格 × 取引換算額

清算価格:  その日の理論価格等。
取引換算額: 日経225オプションの場合は1,000、TOPIXオプションの場合は10,000、長期国債先物オプションの場合は1,000,000、有価証券オプションの場合は1単位のオプション対象証券の数量。

証拠金計算のイメージはこちらのページをご覧ください。

証拠金計算例