即時約定可能値幅制度

即時約定可能値幅(DCB値幅)

誤発注等による価格急変の防止の観点から、直前の基準となる値段(以下、「DCB基準値段」という。)から所定の値幅(以下、「DCB値幅」という。)を超える約定が発生する注文が発注された場合に、 当該銘柄の取引の一時中断を行う制度(これを即時約定可能値幅制度と言います。)を導入しています。

取引の一時中断から一定時間経過後の対当値段が、DCB基準値段からDCB 値幅の範囲外である場合には、取引を再開せず、一定時間中断を継続し、対当値段に最も近接する当該DCB値幅の値段にDCB基準値段を更新し、対当値段がDCB値幅内になった後、板寄せを行います。

なお、DCB基準値段は、直近の最優先買呼値と最優先売呼値の仲値(BBO仲値)を採用し、DCB値幅は、それぞれ次の範囲内とします。ただし、当取引日に Last Price又はBBO仲値がない場合は、当取引日の呼値の制限値幅の基準値段を即時約定可能値幅の基準値段とします。

  • 即時約定可能値幅に基づく売買の一時中断(Dynamic Circuit Breaker)は現物市場の特別気配に当たる制度であり、制限値幅及びサーキット・ブレーカー制度に基づく売買中断措置(Static Circuit Breaker)とは異なります。
 

区分 DCB基準値段 DCB値幅
指数先物 日経225先物・日経225mini Last Price又はBBO仲値*1 上下0.8%
TOPIX先物・ミニTOPIX先物
RNプライム指数先物
JPX日経インデックス400先物
東証マザーズ指数先物
東証REIT指数先物
TOPIX Core30先物
東証銀行業株価指数先物
NYダウ先物 上下1%
インドNifty50先物
台湾加権指数先物
FTSE中国50先物
日経平均VI先物 上下10ティック
日経平均・配当指数先物 上下10円
TOPIX配当指数先物 上下1ポイント
TOPIX Core30配当指数先物
国債先物 中期国債先物 上下10銭
長期国債先物
超長期国債先物 上下30銭
ミニ長期国債先物 上下10銭
国債先物オプション 長期国債先物オプション
指数オプション 日経225オプション Last Price又はBBO仲値*1
(2017年4月3日以降はLast Price)
上下10ティック
TOPIXオプション Last Price又はBBO仲値*1
JPX日経インデックス400オプション

 

有価証券オプションにおけるDCB値幅は、原資産価格に応じて以下のとおりです。

区分 DCB基準値段 対象有価証券の基準値段 DCB値幅
有価証券オプション Last Price又はBBO仲値*1 500 円未満 10円
500 円以上 1,000 円未満 20円
1,000 円以上 3,000 円未満 50円
3,000 円以上 5,000 円未満 100円
5,000 円以上 10,000 円未満 200円
10,000 円以上 30,000 円未満 500円
30,000 円以上 50,000 円未満 1,000円
50,000 円以上 100,000 円未満 2,000円
100,000 円以上 300,000 円未満 5,000円
300,000 円以上 500,000 円未満 10,000円
500,000 円以上 20,000円

  • 直近の最良買い呼値と最良売り呼値が一定値幅(MAX SPREAD)超乖離する場合等、注文の状況によってはBBO仲値を採用しない場合があります。
  • 即時約定可能値幅制度の中断時間は、最低30秒(指数オプション取引は最低15秒)で、継続してDCBが発動する場合は、中断時間が30秒ずつ(同15秒ずつ)延長されます。
  • 本制度は、原則板寄せ時には適用しません。ただし、立会終了時における板寄せ方式による取引(クロージング・オークション)を行う場合において、直前のDCB基準値段から上記の値幅を超える場合は、取引を成立させないものとします。
即時約定可能値幅制度に基づく取引の一時中断措置の具体例
MAX SPREAD一覧