上場会社表彰制度

企業価値向上表彰の概要

目的 東証が市場開設者としての立場から望ましいと考える企業価値の向上を目指した経営の普及・促進を図るため。
表彰対象 高い企業価値の向上を実現している上場会社のうち、資本コストをはじめ投資者の視点を深く組み込んで企業価値の向上を目指すなど、東証市場の魅力向上に資すると認められる経営を実践している上場会社を表彰対象とする。
選定対象 東証市場に上場する全上場会社を選定対象とする。
表彰社数 1社とする。なお、ファイナリストについては、事前公表を行う。また、優れた企業価値向上経営を実践している会社がある場合には、優秀賞会社として選定する。
表彰時期 毎年1回、表彰を行う。

第6回(2017年度)企業価値向上表彰ファイナリストの選定について

第6回(2017年度)企業価値向上表彰ファイナリストは以下の4社です。

株式会社ニチレイ (2871:市場第一部、食料品)

【企業概要】 ニチレイグループは、「くらしを見つめ、人々に心の満足を提供する」を使命に、加工食品事業、水産・畜産事業、低温物流事業、バイオサイエンス事業といった幅広い事業を展開しています。2015年12月に創立70周年を迎えましたが、さらなる成長を目指し、コミュニケーションメッセージとして表した「おいしい瞬間を届けたい」という想いとともに、みなさまの食と健康を支える商品やサービスをこれからも提供してまいります。

住友化学株式会社 (4005:市場第一部、化学)

【企業概要】 住友化学グループは、石油化学、環境・エネルギー、情報電子、ライフサイエンスなど幅広い事業領域において、世界中の産業や人々の暮らしを支える製品やサービスを提供する総合化学メーカーです。当社は、愛媛県の別子銅山の銅製錬で排出される有害ガスから肥料を製造し、煙害という環境問題の克服と農産物の増産を図る目的で誕生しました。「技術を基盤とした新しい価値の創造に常に挑戦する」という考えの下、化学の力で持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

塩野義製薬株式会社 (4507:市場第一部、医薬品)

【企業概要】 シオノギグループは、大阪に本社を置く創業139年目の製薬企業です。「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」という基本方針のもと、患者さまやそのご家族の方々のQOL(Quality of Life:生活の質)を向上していただくために、皆さまにとってより一層満足度の高い医薬品をお届けすることをミッションとして、医療用医薬品を中心とした研究・開発・製造・販売活動に日々注力しています。

スズキ株式会社 (7269:市場第一部、輸送用機器)

スズキグループは、1920年、織機会社として設立以来、モータリゼーションの先駆けとなった軽四輪車「スズライト」など当時の先進技術を駆使した画期的な製品を発売してきました。四輪車、二輪車、船外機を中心に、人びとの暮らしとともに歩み、今日では、日本をはじめ、世界208の国と地域で使用されています。世界で愛され、信頼されるSのマークとともにこれからも前進しつづけてまいります。

ファイナリスト選定の視点

ファイナリストの選定の視点は、次のプレスリリースをご参照ください。

第6回企業価値向上表彰に係るファイナリストの選定について
(2017年11月1日付 プレスリリース)
PDF

企業価値向上表彰及び本年度(第6回)ファイナリストに係るご意見受付

東京証券取引所では、投資家の皆様より
 (1)東証による企業価値向上表彰の取組み
 (2)本年度(第6回)企業価値向上表彰のファイナリスト4社
に係るご意見を下記フォームより募集しております。
是非ともご協力いただければ幸いです。

※お寄せいただいた方のお名前等を公表することはございません。

企業価値向上表彰及び本年度(第6回)ファイナリスト4社に係るご意見受付フォームicon-block

選定プロセス

本表彰の選定については、下図の要領で実施します。

 

第6回(2017年度)企業価値向上表彰における選考アンケート

第6回(2017年度)企業価値向上表彰における二次選抜 選考アンケート PDF
第6回(2017年度)企業価値向上表彰における三次選抜 選考アンケート※ PDF

※ファイナリストの選抜に利用する本選考アンケートについては本年度に見直しを行っており、その際には、経済産業省において策定・公表された「価値協創のための統合的開示・対話ガイダンス-ESG・非財務情報と無形資産投資-(価値協創ガイダンス)」の趣旨・内容を一部参考にしております。
「価値協創ガイダンス」の内容については、以下のリンク先をご参照ください。

経済産業省のウェブサイトicon-block




第6回(2017年度)企業価値向上表彰の表彰会社について

第6回(2017年度)企業価値向上表彰の表彰候補50社の公表について

本年度の企業価値向上表彰の表彰候補会社(50社)が決定しましたのでお知らせします。当該50社は自社の資本コストを認識して経営に取り組むなど、投資者の視点を強く意識して企業価値の向上を目指す経営を実践している会社であり、本表彰の二次選抜において選定された会社です。
今後、当該50社の中から、各社の経営の実践状況に関する詳細なアンケート調査の結果を元に第三次選抜を行い、ファイナリスト(大賞候補会社)の選抜を進めて参ります。

詳細につきましては、下記プレスリリース文をご参照ください。

(プレスリリース)第6回企業価値向上表彰の表彰候補50社の公表について PDF

表彰候補50社の株価パフォーマンスの推移(第6回表彰)

第6回表彰の選考対象期間(財務数値の参照期間)の最初の営業日(2014/4/1)を起点(100)として、表彰候補50社の日々の終値ベースでの株価の変化率を単純平均してグラフ化しております。
また、同様に選定対象期間後の最初の営業日(2017/4/1)を起点(100)としたグラフも作成しております。
※ 同じ時点を起点とする日経平均株価及びTOPIXの変化率の推移も併記しております。

 

第6回(2017年度)企業価値向上表彰の表彰候補50社一覧 PDF


 

【ご参考】「表彰候補50社」の株価パフォーマンスと企業価値向上経営の意義に関する分析レポート

本レポートは、企業価値向上表彰の表彰候補50社が市場から高く評価されている事実を端緒に、投資者の視点を意識した「企業価値向上経営」を実践している本表彰候補会社群の業績や経営態勢の特徴・傾向から、その意義や効果について、一橋大学大学院商学研究科 円谷昭一 准教授に分析いただいたものです。

【サマリ資料】
企業価値向上表彰「表彰候補50社」の
株価パフォーマンスと企業価値向上経営の意義
~ 企業価値向上経営を実践する会社の特徴~
PDF
【レポート本文】
東証企業価値向上表彰において選抜された表彰候補会社からみえた経営の強さ
PDF

注意事項

・本情報はあくまで参考情報であり、投資等の勧誘を目的にしたものではなく、いかなる有価証券の価値を保証するものではありません。最終的な投資判断は利用者ご自身でお願いいたします。



エクイティ・スプレッドについて

企業価値創造の源泉は、投資者(株主、債権者等)の期待収益率、つまり資本コストを上回るリターンを獲得することにあります。
これを特に株主の視点から見ると、上場会社は会計上の利益が黒字であるだけでは十分でなく、「自己資本(株主資本)コスト」を上回る利益を計上して初めて企業価値を創造したと評価されることを意味しています。こうした株主の視点から、上場会社が企業価値を創造しているか否かを判断する際に、判断尺度の一つとして利用されるのが、「ROE(自己資本利益率)」から「自己資本コスト」を差し引いて計算される「エクイティ・スプレッド」です。

エクイティ・スプレッドの算定式

エクイティ・スプレッド = ROE(自己資本利益率) - 自己資本コスト

「エクイティ・スプレッド」を算定するために必要となる「自己資本コスト」の算定方法には様々な考え方が存在しますが、以下では、代表的な考え方である「資本資産評価モデル(CAPM)」に基づく「自己資本コスト」の算定方法をご紹介します。

自己資本コストの算定式

自己資本コスト = リスクフリーレート + β(ベータ) × リスクプレミアム

項目 概要 想定値/前提の例
リスクフリーレート 「無リスクで運用可能な金融商品の利回り」のことで、通常、国債利回りなどをもとに推定されます。 1% など
β(ベータ) 「株式市場全体の動きに対する個別株式の動きを表す係数」のことで、通常、過去の株式市場全体や個社ごとの株式リターン(株価)の推移をもとに推定されます。 対TOPIX など
リスクプレミアム 「株式市場全体の期待収益率」のことで、通常、過去の株式市場全体の株式リターンの推移をもとに推定されます。 4% など

(ご参考)冊子「企業価値向上経営ベストプラクティス」について

本表彰受賞会社による企業価値向上経営の実践事例が多数蓄積されてまいりましたことから、この事例が少しでも上場会社の皆様の企業価値向上に向けた取組みの参考となるよう、冊子「企業価値向上経営ベストプラクティス」を発刊いたしました。
 なお、この冊子は、2015年10月5日に開催した、「企業価値向上経営セミナー ~経営層向け研修プログラム2015~」において、第1回から第3回表彰での大賞受賞会社の皆様にご講義頂いた内容を加工・編集したものとなっております。
 本冊子が、皆様の企業価値向上に向けた取組みに少しでもお役に立てれば幸いです。

冊子「企業価値向上経営ベストプラクティス」 PDF

お問合せ

株式会社東京証券取引所  上場部 上場会社表彰選定委員会
電話:03-3666-0141(代表)