企業価値向上表彰

第2回(2013年度)表彰会社

区分 会社名 コード 市場区分 業種
大賞 丸紅株式会社 8002 市場第一部 卸売業
優秀賞 キリンホールディングス株式会社 2503 市場第一部 食料品
優秀賞 アンリツ株式会社 6754 市場第一部 電気機器
優秀賞 株式会社バンダイナムコホールディングス 7832 市場第一部 その他製品
優秀賞 伊藤忠商事株式会社 8001 市場第一部 卸売業
  • 表彰時の社名を掲載しております。

大賞の選定理由

1.投資者視点を意識した経営目標を掲げて投資者との対話を深めている

  • 同社は、自社の株主資本コストを計測したうえで、その水準を大きく上回る15%以上というROE目標を設定し、中期経営計画において公表しています。そして、その目標を達成するために、リスク対比での株主資本コストを上回る収益の追求を図る独自の経営指標である「PATRAC」や個別案件ごとに資本コストを意識して設定する100種類を超えるハードルレートに基づく「IRR」を活用した投資判断を着実に実行しています。このように、同社では、資本コストを意識した経営が首尾一貫して実践されていると認められました。

2.企業価値向上の取組みが組織に深く浸透していること

  • 同社は、投資判断基準のほか、事業の業績評価や撤退の判断においても「PATRAC」を厳格に適用しています。また、同指標に基づく業績連動報酬の仕組みも導入しており、経営層から一般社員に至るまで全役職員が対象となっています。さらに、社長自らが中堅・若手社員を含む役職員と直接対話する機会を積極的に設けて、経営目標や「PATRAC」を通じた企業価値向上経営に関する対話を行うなど、上述の経営態勢が有効に機能するための環境が醸成されており、実際に企業価値向上の取組みが組織に深く浸透していると認められました。

3.企業価値向上の取組みとその成果に安定性が認められること

  • こうした取組みにより、同社の過去3年間のROEは 18.0%、21.2%、20.7%と高い水準で安定的に維持されており、結果として、昨年度から開始した企業価値向上表彰において2年連続でファイナリストに選出されるなど、同社の企業価値向上の取組みとその成果には安定性があると認められました。
 
【ご参考】平成25年度企業価値向上表彰に係るの表彰会社の決定について(2013年12月26日付 プレスリリース)(0.4MB)
【ご参考】企業価値向上表彰に係るファイナリストの選定について (2013年10月3日付 プレスリリース)(0.3MB)
 

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株式会社東京証券取引所 上場部 上場会社表彰選定委員会事務局
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