概要

信用のリスク

債券は、定期的に利子が支払われ(利付債の場合)、償還期限がくれば額面金額が返済される商品ですが、 万が一、償還期限前に債券の発行者が倒産して、お金の支払いができなくなってしまうと、 利子の支払いや額面金額の返済を受けることができなくなってしまいます。 この可能性のことを、「信用リスク」と呼んでいます。信用リスクの高さ(すなわち、利子の支払いや額面金額の返済ができなくなってしまう可能性の高さ)は、 格付機関が決定する格付けをみることである程度判断することができます。

価格変動リスク

CBにおいても、価格は、株式などと同様、市場における需給によって決まりますので、売却時の価格が、購入時に比べて上昇していることも下落していることもあります。したがって、購入時よりも安い価格で売却した場合には、売却時に損失が発生します。
とりわけCBにおいては、CBの発行体が発行する株式の価格(株価)による影響が大きくなる場合がありますので、注意が必要です。
また、償還までの期間や金利動向など様々な要因の影響を受けることが考えられます。

流動性リスク

株式への転換が進むと、CBの残存額が減少し、流動性が低くなることが考えられます。