用語集

ヘッジ取引(へっじとりひき)

現在保有しているか又は将来保有する予定のある現物の価格変動リスクを回避又は軽減するために、先物・オプション取引において現物と反対のポジションをとる取引をヘッジ取引といいます。
ヘッジ取引には、現物を保有している場合に先物の売付けを行う売りヘッジ、将来現物を保有する予定のある場合に先物の買付けを行う買いヘッジの2種類があります。例えば、保有する現物株やファンドが今後値下がりしそうだと判断した場合、先物を売り建てるか、プットオプションを買い建てます。予想どおり値下がりした場合、保有する現物株やファンドは損失が発生しますが、先物を買い戻すあるいはオプションの反対売買を行うことで利益が得られるため損失分をカバーすることができます。
一方、現物株が将来値上がりしそうなので取得したい場合、予め先物を買い建てるまたはコール・オプションを買い建て、相場が上昇した段階で先物を売るあるいはコール・オプションを反対売買することによって得た利益を現物株の取得に充てることができます。

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