用語集

国債のリオープン方式(こくさいのりおーぶんほうしき)

国債のリオープン方式とは、国債の発行に際して、既発債と同一のクーポン及び元利払期日を設定し、同一の回号を付すことにより、発行時からその国債を既発債と同一銘柄として取り扱うもので、2001年3月から採用されています。この方式による発行の場合、後から発行される国債の最初の利払日には半年分の利子が支払われますが、実際の発行日から利払日までの期間は半年に満たないため、発行時の取得者が利払日の半年前から実際の発行日までの期間(未発行期間)の利子相当額を、経過利子として国に払い込みます。

一方、2001年2月以前に発行された国債については、発行に際して既発債と同一のクーポン及び元利払期日を設定し、同一の回号を付す場合でも、初期利子が実際の発行日から利払日までの期間に応じた額となっていました。このため、後から発行される国債の最初の利払日までは、回号に発行月の枝番号を付して既発債とは別銘柄として取り扱い、その国債の最初の利払日に既発債に統合する方式(銘柄統合方式)が採用されていました。