OTCデリバティブ清算清算参加者の皆様へ－金利スワップ清算サービスのご案内
JSCCは、2012年10月から円金利スワップの清算を開始し、現在、国内外の主要金融機関26社の清算参加者及び100社を超える清算委託者（アフィリエイト・クライアント）の皆様にご利用いただいております。
本ページは、当社の金利スワップ清算サービスをご利用中又はご利用をご検討されているエンティティ様向けに、当社の清算制度のご説明などをリンク集の形で取りまとめたものです。
目次
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1. JSCCで清算可能な金利スワップ取引 — 清算対象取引
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2. 金利スワップ取引の取引から清算まで — 債務負担
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3. 保有ポジションのリスクに応じた証拠金の預託について — 証拠金
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4. 清算参加者の破綻に備えた参加者による事前拠出 — 清算基金
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5. 当社に預託いただいた担保の管理方法 — 信託スキーム
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6. 口座体系・システム構成・オペレーション
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7. 多様なポスト・クリアリングサービス — コンプレッション・クロスマージン・ポジション移管
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8. 手数料
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9. 清算参加者破綻時の対応
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10. 金利スワップ清算サービスのご利用に係る手続き（清算参加者資格の取得）
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11. クライアント・クリアリングのご案内（受託清算参加者用）
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12. お問合せ窓口
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13. 海外における免許・認証取得状況
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14. その他
ご不明な点がございましたら、「12. お問合せ窓口」までお問合せください。
1. JSCCで清算可能な金利スワップ取引 — 清算対象取引
- 当社は、ユーザーの皆様のご要望におこたえし、日本における清算集中義務の対象取引よりも広い範囲で清算サービスをご提供しています。
- 当社で清算可能な金利スワップ取引はこちらです。
- より詳細な取引の要件はこちらをご覧ください。
2. 金利スワップ取引の取引から清算まで — 債務負担
- OTCで取引された金利スワップ取引が当社で清算されるまでのフロー及び債務負担タイミングについてイメージ図を用いてご紹介しています。
3. 保有ポジションのリスクに応じた証拠金の預託について — 証拠金
- 金利変動により清算済保有ポジションに生じるリスクは「証拠金」でカバーされます。
- 証拠金についての具体的な預託・算出方法や預託時限等については、こちらをご覧ください。
当初証拠金と流動性チャージ
4. 清算参加者の破綻に備えた参加者による事前拠出 — 清算基金
- 極端であるが現実に起こり得る市場環境（ストレス状態）において、複数の清算参加者が同時に破綻した場合を想定したポテンシャル・フューチャー・エクスポージャーをカバーするための「清算基金」についてご紹介しています。
清算基金は全清算参加者に求める担保であり、清算参加者が破綻した場合、破綻清算参加者以外の清算参加者の清算基金を使用する可能性があります。
- 清算基金の算出イメージについて以下をご覧ください。
- 参加者破綻時における清算基金の使用順等について以下をご覧下さい。
5. 当社に預託いただいた担保の管理方法 — 信託スキーム
- 当社は、清算参加者及び清算委託者（アフィリエイト・クライアント）から預託を受けた担保について、信託設定を毎営業日行っております（※）。これにより、信託された担保は、日本の法制上、当社の破綻リスクから隔離されることとなります（倒産隔離）。
（※）金銭担保の保管方法については、このほか、日本銀行の当座預金口座への預金による方法も利用することができます。 - 信託スキームの概要については、こちらをご覧ください。
6. 口座体系・システム構成・オペレーション
- 当社では、口座を３階層に分けて第2階層口座単位で証拠金の計算等を行っています。概要について以下をご覧ください。
- 当社清算システムの構成・オペレーションの詳細については、「12. お問合せ窓口」までお問合せください。
7. 多様なポスト・クリアリングサービス — コンプレッション・クロスマージン・ポジション移管
- コンプレッション
当社では、清算済取引の残高削減・圧縮を可能とする「コンプレッション」サービスをご提供しています。概要はこちらをご覧ください。
- クロスマージン
当社では、清算済み金利スワップと長期国債先物取引との間のリスク相殺を可能とする「クロスマージン」サービスを提供しています。概要はこちらをご覧ください。
- ポジション移管
当社では、自社の清算済み金利スワップ取引について、他社への移管を可能とする「ポジション移管」サービスもご提供しています。概要はこちらをご覧ください。
8. 手数料
- 当社の清算サービスに係る各種手数料をご紹介しています。
9. 清算参加者破綻時の対応
- 当社は清算参加者が破綻しないよう、清算参加者の信用リスク管理を十分に行っていますが、万が一、清算参加者が破綻した場合に備え、破綻処理手続きの詳細を定めており、毎年、破綻処理演習も実施しています。
当社の参加者破綻処理の概要については、以下のリンク先ページをご覧ください。
顧客担保に係る分別管理・ポジション移管
損失補償財源
資金流動性管理
- また、金利スワップ清算業務に関する具体的な参加者破綻時の対応については、こちらをご覧ください。
10. 金利スワップ清算サービスのご利用に係る手続き（清算参加者資格の取得）
- 金利スワップ取引に係る清算資格要件について
当社の金利スワップ清算資格の取得をご検討の方は、こちらをご覧ください。
- 審査スケジュール
資格取得審査の概要及びスケジュールについては、こちらをご覧ください。
なお、システムの接続確認等も必要ですので、当社サービスのご利用開始までのスケジュールについては、「12. お問合せ窓口」までお問合せください。
- ご提出いただく書類等
ご提出いただく書類等については、「12．お問合せ窓口」までお問合せください。
11. クライアント・クリアリングのご案内（受託清算参加者用）
- クライアント・クリアリングサービス
当社では、同一の企業集団に含まれる者以外の清算委託者（クライアント）からの委託に基づき清算参加者が有価証券等清算取次ぎを行うクライアント・クリアリング（※）サービスをご提供しています。
（※）清算参加者の顧客が行う取引について、「有価証券等清算取次ぎ」により当社での清算を可能とするものです。なお、顧客が米国規制上の米国人（U.S. Person）に該当する場合には、当社のクライアント・クリアリングをご利用いただけませんので、ご留意ください。 - 受託清算参加者（クリアリングブローカー）になるための承認手続き
クライアント・クリアリングの取扱いを希望する清算参加者について、「金利スワップ取引清算業務におけるクライアント・クリアリングの取扱いの承認に関するガイドライン」に沿った承認手続きを行っています。
- 各クライアントのご利用開始にあたって
クライアントに、当社のクライアント・クリアリングをご利用いただくには、以下の事項を満たす必要があります。
(1)クリアリングブローカーとしてクライアントとの間で清算受託契約書（※1）を締結していただくこと
(2)クライアントが作成した誓約書（※2）を当社にご提出いただくこと
(3)当社が指定する照合プラットフォーム・電子取引基盤（※3）をクライアントがご利用可能であること
くわしくはこちらをご覧ください。
（※1）清算受託契約書は、「金利スワップ取引清算業務に関する業務方法書の取扱い」別紙様式第3号（日本語）又は同第３号の２（英語）をご利用ください。
（※2）誓約書は、「金利スワップ取引清算業務に関する業務方法書の取扱い」別紙様式第4号（日本語）又は同第4号の2（英語）をご利用ください。
（※3）当社と直接接続している照合プラットフォーム・電子取引基盤は、MarkitWire、Bloomberg VCON、Bloomberg ETPです。 - カスタマーバッファー
当社では、清算委託者（アフィリエイト・クライアント）の担保不足時において、その不足分に充当する目的で受託清算参加者が預託する担保を充当できる「カスタマーバッファー」制度をご利用いただけます。概要はこちらをご覧ください。 - クライアントアディショナルマージン
当社では、受託清算参加者の顧客リスク管理の多様化のために、受託清算参加者と清算委託者（クライアント）の事前合意に基づき、清算委託者の当初証拠金所要額の割増しを行う「クライアントアディショナルマージン」制度をご利用いただけます。当該制度の概要または当該制度をご利用した際の清算基金の取扱いについては、こちらをご覧ください。 - 債権譲渡等の禁止の例外的取扱い
当社の金利スワップ取引清算業務では、清算参加者及び清算委託者は、業務方法書に規定する権利（例えば、当社に対する証拠金の返還請求権）及び金利スワップ清算受託契約に基づく権利につき、原則として、譲渡、質入れその他の処分を行うことは禁止されていますが、清算参加者のグループ全体における各清算委託者に対するエクスポージャー管理をより効率的なものとする観点から、当社が承認した場合には、清算参加者及びその顧客は、このような権利の譲渡、権利に対する担保権設定その他処分を行うことが可能です。 - また、各クライアントの清算開始にあたって当社に提出が必要となる書類一覧はこちらです。
【参考】クライアント様向けのご案内ページはこちら
12. お問合せ窓口
- 日本証券クリアリング機構 OTCデリバティブ清算部（金利スワップ担当）
電話：050-3361-1794
E-mail：otc@jpx.co.jp
なお、10. の書類及び11.の書類一覧のうち提出先が清算リスク管理部となっている書類については、こちらまでご連絡ください。 - 日本証券クリアリング機構 清算リスク管理部 モニタリンググループ
電話：050-3361-1789
E-mail：risk-mo@jpx.co.jp
13. 海外における免許・認証取得状況
- 2008年の金融危機以降、各国においてOTCデリバティブ取引の清算集中に向けた対応が進む中、日本国外のエンティティに対して当社の清算サービスを提供するために、当社は海外規制当局（米国・EU・豪州・香港・スイス・カナダ・英国）から認証等を取得しております。
これにより、当社の金利スワップ清算サービスをご利用いただくことで、ユーザーの皆様は各国の清算集中義務を履行することが可能となります。詳細はこちらをご覧ください。
14. その他
- 当社の金利スワップ清算サービスをご利用いただいている清算参加者・清算委託者の一覧です。
- 当社の金利スワップ取引清算業務に関する規則及び公示文書を掲載しています。
- 金利スワップ取引に係る清算実績をご紹介しています。
- FMI原則に基づく開示はこちらで行っています。
