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コールオプションの売買

コールオプションの買い

コールオプションの買いのポイント

  • 値上がり予想が的中すれば、利益を上げられます。
  • 予想が外れても、損失は限定的です。

では、実際の事例を見てみましょう。

A株は現在1,900円ですが、値上がりすると予想しています。

<1月10日>
 A株の権利行使価格2,000円のコールオプション(3月限)を50円で買いました。
 (A株の取引単位は100株なので、A株を2,000円で100株買う権利の買付け)

予想的中

<3月10日:オプション取引最終日>
 A株は予想どおり2,500円に上昇。A株の市場価格は2,500円ですが、コールオプションを持っていると2,000円でA株を購入できます。

 (A株市場価格:2,500円×100株=250,000円)
 -(A株購入代金:2,000円×100株=200,000円)
 -(コールオプション購入代金:50円×100株分=5,000円)
 =45,000円を得られます。

 あるいは、その前に利益を確定することもできます(A株を買いたくない場合など)。

 <3月1日:オプション取引最終日間近>
 A株は予想どおり上昇中。現在、2,500円。50円で買ったコールオプションの価格も250円に上昇しています。

 この時点でコールオプションを売却すれば、
 (コールオプション売却代金:250円×100株分=25,000円)
 -(コールオプション購入代金:50円×100株分=5,000円)
 =20,000円を得られます。

予想はずれ

<3月10日>
 A株は予想に反して1,500円に下落。

 この場合、コールオプションの権利を放棄すればよいのです。
 コールオプション購入代金:50円×100株分
 =5,000円のみに損失を限定できます。

 あるいは、その前に損失を軽減させることも可能です。

<3月1日:オプション取引最終日間近>
 A株は予想に反して下落中。現在1,500円。50円で買ったコールオプションの価格も10円まで下落しています。

 この時点でコールオプションを売却すれば、
 (コールオプション購入代金:50円×100株分=5,000円)
 -(コールオプション売却代金:10円×100株分=1,000円)
 =4,000円の損失に軽減。

コールオプションの売り

コールオプションの売りのポイント

  • 株価横ばい or 値下がり予想が的中すれば、オプション料を得られます。
  • (注意)オプションの売りは、予想が外れたら損失は無限大です。

では、実際の事例を見てみましょう。

A株は現在1,900円ですが、しばらく値上がりしそうにないと予想しています。

<1月10日>
 A株の権利行使価格2,000円のコールオプション(3月限)を50円で売りました。
 (A株の取引単位は100株なので、A株を2,000円で100株買う権利の売却)

予想的中

<3月10日:オプション取引最終日>
 A株は予想どおり1,900円のまま。

 コールオプションの買い手は、市場価格の1,900円で買った方が得ですから、わざわざ権利行使はしてきません。

 つまり、
 コールオプション売却代金:50円×100株分
 =5,000円を得られます。

予想はずれ

<3月10日:オプション取引最終日>
 A株は予想に反して2,500円に上昇。

 コールオプションの買い手が権利行使をしてくると、コールオプションの売り手はA株を2,000円で売却しなければならない義務が生じます。つまり、A株を市場から調達しなければなりません。

 (A株の市場からの調達代金:市場価格2,500円×100株=250,000円)
 -(権利行使をされたことによるA株の売却代金:2,000円×100株=200,000円)
 -(コールオプション売却代金:50円×100株分=5,000円)
 =45,000円の損失。

オプション最終日までに買い戻したとしても、

 <3月1日:オプション取引最終日間近>
 A株は予想に反して上昇。50円で売ったコールオプションの価格も250円に上昇していたため、
 (コールオプション売却代金:50円×100株分=5,000円)
 —(コールオプション買戻し代金:250円×100株分=25,000円)
 =20,000円の損失。

この例のように、A株の上昇が2,500円で留まるとも限りませんし、コールオプションを250円で買い戻せるとも限りません。もしかしたら、A株の株価 もコールオプションの価格ももっと上昇しているかもしれません。また、市場の状況によっては、コールオプションを買い戻せないこともあります。

このように、オプションの売りは損失が無限大であることに注意しましょう。