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オプションの価格の決まり方(1)

本質的価値と時間的価値

1. 本質的価値

今日が権利行使日の場合、権利行使価格が6,000円のコールオプションの価値をグラフにしてみると・・・

本質的価値

株価が6,000円を境にグラフが折れ曲がっていますが、これは株価が6,000円以下の場合は、6,000円で買う権利を使っても利益をあげることができず、価値はゼロになるからです。逆に6,000円を越えると、オプションを使って市場で買うより安く買える分だけオプションの価値は上がっていきます。例えば、株価が6,300円の場合は、権利行使価格6,000円との差300円がオプションの価値になります。

このように、オプションを今すぐ権利行使して得られる利益、つまり、株価と権利行使価格の差のことを本質的価値と呼びます。グラフのピンク色に塗ってある三角形がこの本質的価値にあたる部分です。

オプション価格のポイント1

本質的価値 = 株価 - 権利行使価格

2. 時間的価値

次は、少し設定を変えて考えてみましょう。
1では今日が権利行使日の場合を考えましたが、今度は、権利行使日が1ヶ月先だとしましょう。X社の現在の株価が6,300円の場合、権利行使価格が6,000円のコールオプションにはいくらまで払ってもよいと思うでしょうか。

権利行使価格が6,000円のコールオプションの価値をグラフにしてみると・・・

時間的価値

赤い線は、1で説明した本質的価値を表しています。今は、権利行使日まで1ヶ月ある場合を考えているので、1ヶ月の間に株価が動く可能性を考慮しなくてはいけません。この、可能性に期待した分だけ価値が上乗せされるため、オプションの価値は青い線で描いたようになります。この上乗せ分を時間的価値と呼びます。

オプション価格のポイント2

時間的価値 = 将来の株価の値動きによって期待される価値

オプションの価格はこの本質的価値と時間的価値を合わせたものになります。

オプション価格のポイント3

オプションの価格 = 本質的価値+時間価値

まとめ

権利行使価格が6,000円のコールオプションとプットオプションの価値

コールオプションとプットオプションの価値

プットの場合は、コールとは逆で、株価が権利行使価格を下回ると本質的価値が発生します。