JPXマンスリー・ヘッドライン

JPXグループ各社では、市場利用者の皆様により魅力の高い市場をご提供するため、様々な取組、情報発信などを行っています。これらを毎月コンパクトにまとめ、皆様にお届けします。

5月

JPXワーキング・ペーパー「コーポレート・ガバナンス報告書における機械翻訳の検討」を発表(5月8日)

日本取引所グループは、JPXワーキング・ペーパーVol.31「コーポレート・ガバナンス報告書における機械翻訳の検討」を公表しました。
本研究では、コーポレート・ガバナンス報告書(CG 報告書)の機械翻訳における問題点を整理のうえ、既存のCG 報告書を用いて対訳コーパスを構築、汎用的な機械翻訳モデルをベースに分野適応を施したカスタム翻訳モデルを作成して翻訳品質を評価することで、CG 報告書における機械翻訳の活用可能性を検証しました。実験の結果、専門用語や固有名詞をはじめとする英訳の改善によって、6ポイント程度のBLEU スコアの上昇を確認しました。

株式等の決済期間短縮化(T+2化)の実施日を決定(5月14日)

東京証券取引所及び日本証券クリアリング機構は、日本証券業協会とともに事務局を務める「株式等の決済期間の短縮化に関する検討ワーキング・グループ」(以下「WG」という。)において、我が国市場における株式等の決済期間短縮化(以下「T+2化」という。)について検討を行い、T+2化の実施予定日を2019年7月16日(火)(約定分)としておりました。
今般、WGでは、T+2化に向けた業務確認テスト/総合運転試験に係る成否判断を行い、その結果を踏まえ、実施予定日であった2019年7月16日(火)(約定分)をT+2化の実施日に決定いたしました。
これにより、2019年7月16日(火)の取引(約定)より株式等の受渡日が1営業日早まることとなり、取引日から起算して3営業日目に受渡しが行われることとなります。

JPXアカデミー・オンライン講座「いざ!資産形成」をリニューアル開講(5月23日)

東京証券取引所では、金融リテラシーについて、中立的・専門的な立場から情報提供を行っていますが、個人向け講座として展開しているJPXアカデミーでは、「貯蓄から資産形成へ」というキーワードで自分のお金を計画的に運用し、安定的な資産形成をお考えの皆様に向けたオンライン講座(ドコモgacco)を2018年度に開講し、15,000名を超える方にご視聴いただきました。
5月23日(木)からは、同講座を「いざ!資産形成 ~余裕を持って、余裕を増やす。~2019」と題してリニューアル。昨年度の講座に寄せられた講座内容に対する質問にお答えする形で、講座の各章の最後に「質問コーナー」を設け、16本の新たなコンテンツを追加するなど内容を拡充しました。