JPX金融資本市場ワークショップからの提言

日本取引所グループ(以下「JPX」という)は、2013年3月に策定・公表した中期経営計画の中で、将来ビジョンとして「アジア地域でもっとも選ばれる取引所」になることを掲げておりますが、アジア地域では、香港やシンガポールが国際金融センターの地位を確立しつつあり、さらに、中国が金融制度改革を加速させるなど、東京市場の相対的な国際的地位の低下は現実のものとなりつつあります。
そこで、以上のような危機感を踏まえながら、東京市場がどのように変わっていくべきかについて、取引所の施策に限らず、幅広い視点から検討するため、本年8月・9月の2回にわたり有識者の方々にお集まり頂き議論を行いました。その議論内容を踏まえ、政策提言として取りまとめたものです。

具体的には、大きな課題として「日本株市場の魅力向上」と「アジア諸国との共生」の2テーマについて、JPXとしての問題意識に基づき現状の分析を行い、そこで必要と考えられる対応策について、いくつかの提言を行っております。
この提言が、我が国金融資本市場の活性化ひいては日本経済のさらなる成長に向けた一助となれば幸いであります。

JPX金融資本市場ワークショップからの提言 ~魅力ある我が国金融資本市場の創出に向けて~ PDF
JPX金融資本市場ワークショップからの提言(概要) PDF