金融経済教育の推進

日本取引所グループ(以下「JPX」という)は、経済・金融の中心的なインフラである金融商品市場を運営する日本における代表的な主体という事業の特性を活かし、金融経済教育に継続的に取り組んでいます。私たちは、証券や金融に関する正しい知識を普及させ、金融サービスの正しい利用方法の理解を促進し、自立した投資家層を育成することにより、社会に貢献してまいります。

金融経済教育の推進

JPXアカデミー

世代を問わず学ぶ意欲のある人に応える仕組みを提供し、その拡充に取り組むことが求められています。JPXアカデミーでは、株式・ETF等現物からデリバティブ商品に至る投資商品の説明、更には外部講師をお招きし、マクロ経済動向や最新の経済理論など、証券投資に必要とされる様々な情報を中立的な立場から提供しています。2016年度はのべ8,500名を超える方々にご参加頂きました。

授業支援

私たちの日常生活は、経済や株式会社と密接に関っているにもかかわらず、その内容が学校教育の現場で取り上げられる機会は多くはありません。そこで、「政治・経済」「公民」等の授業に社員を講師として派遣し、「株式会社の仕組み」と題したロールプレイングを交えた授業を実施し、金融経済に親しんで頂く取組みをしています。2016年度は120回超、のべ4,300名に対し授業を行うとともに、410回超、のべ8,800名の生徒を受け入れました。

親子経済教室等(小中学生対象)

学校の夏休み期間中などに、小学校高学年生から中学生及びその保護者の方を対象に、金融経済に親しんで頂くためのさまざまなイベントを開催しています。2016年度はのべ2,300名を超える方々にご参加頂きました。
また、大阪府金融広報委員会・日本銀行大阪支店・日本証券業協会・独立行政法人造幣局・株式会社日本取引所グループ(株式会社大阪取引所)の5団体は、小学生(4年生~6年生)に、大阪の金融・経済の中核施設を見学しながら、各見学先の職員による説明を聴いて、金融・株式に親しんで頂く「子どもと学ぶ夏休み金融・株式スクール」を開催しました。

夏休み親子経済教室の模様

夏休み親子経済教室の模様

子どもと学ぶ夏休み金融・株式スクールの模様

子どもと学ぶ夏休み金融・株式スクールの模様

大学生向け講義

将来の日本経済を担っていく学生に、金融経済や証券市場についての理解を一層深めていただくため、全国各地の大学に講師派遣を行っています。また、東京証券取引所・大阪取引所の見学と併せて取引所を身近に感じながら受講できる講義も行っており、2016年度は200回以上の講義を実施し、のべ8,000名を超える学生が履修しました。

寄付講座

次世代を担う人材育成の観点から、慶應義塾大学及び上智大学にて、寄付講座を開講しています。慶應義塾大学では、上場会社に期待される役割に関し、証券市場に関連する法律、経済、経営、会計の最新動向に触れ、事例も交えながら、上場・ディスクロージャー制度を中心に講義しました。また上智大学では、「現在の証券市場と上場会社」と題するカリキュラムを設定し、株式会社と金融、証券市場の仕組み、企業の円滑な資金調達について紹介した後、東京証券取引所の機能と役割、最近の証券市場の動向を中心に講義を行いました。

慶應義塾大学提供

慶應義塾大学提供

上智大学提供

上智大学提供

教員向けセミナー

学校の夏休み期間中などに、中学校や高等学校の先生方を対象として、社会科や公民科等の授業で役立てて頂くことを目的に経済講演や「先生のための経済教室」等を開催しています。また、先生方を対象とした研修会や勉強会に社員を講師として派遣しています。

起業家人材の輩出支援

将来的に活気ある経済社会を創るためには、起業しやすい環境整備が大切です。JPXとしても広く社会に貢献する取組みとして、起業家人材の輩出支援のためのプロジェクトを新しく開始しました。「起業への興味喚起」、「学びの場の提供」、「起業家人材の育成活動に対する支援」を通じて起業を身近に感じて頂くとともに、関係諸機関の支援を行うことで、多くの人材がチャレンジしやすい環境を整えていきます。

起業教育をテーマに教育現場と共に歩む情報紙「OCOSO(オコソ)」

証券知識普及プロジェクト

「証券知識普及プロジェクト」は、2001年2月に創設された「証券知識啓発5団体プロジェクト」が発展的に名称変更したものです。私たちは、日本証券業協会ほか証券諸団体と連携して、長期・継続的に証券知識の普及・啓発に関する事業を共同で実施しています。学校における金融経済教育に役立つ各種学習教材の提供、社会人向けのセミナーや講演会の開催などの活動をしています。