国際協力の推進

国際関係機関との協力活動

WFE(World Federation of Exchanges:国際取引所連合)

WFEは、世界の取引所・清算機関等が加盟する連合組織であり、資本市場に関する政策提言や調査研究活動、統計データの収集・提供等に取り組んでいます。また、会員間の情報交換や新興取引所に対する技術支援を通じて、市場インフラの発展をサポートしています。最近の活動においては、金融市場全般に関する規制の一貫性や市場の分裂、ICOや暗号資産を含めたテクノロジー関連の政策、市場構造におけるESGの問題等を重点テーマとして取り上げています。
JPXは、WFEの総会・運営委員会等の活動に積極的に参加、特にサステナビリティに関するワーキング・グループの副議長を務める等、WFEの活動をサポートしています。

AOSEF(Asian and Oceanian Stock Exchanges Federation:アジア・オセアニア証券取引所連合)

AOSEFは、アジア・オセアニア地域の19取引所が加盟する地域取引所連合として、会員取引所間の情報交換や技術支援等の活動を行っています。JPXは、AOSEFの事務局を務めており、調査研究活動や総会・運営委員会の運営を担っています。
最近の活動としては、コーポレート・ガバナンス、投資家教育、情報開示をテーマとしたディスカッション・グループを設け、メンバー間での情報交換やリサーチ等を行っています。加えて、サステナビリティをテーマとしたグループの立上げを計画、メンバーの関心が高いテーマを重点的に扱っています。

海外証券市場支援(JICA委託)

昨今、証券市場の発展著しいアジア諸国において、証券取引所の整備・発展は重要課題です。JPXでは、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの委託に基づき、各国の証券取引所職員等を研修員として受け入れるほか、現地に専門家を派遣し、それぞれのニーズに応じた研修を提供し、各国証券市場の発展に寄与しています。
研修では、上場審査・管理、売買監理・審査、取引参加者制度、清算・決済等の基幹業務を主軸に、フィンテック、サステナビリティ等、最近のトピックを加え、各部署の担当者が講義を行います。近年は複数国向け研修に加え、日本が資本市場育成を支援しているミャンマーには、同国の証券市場の発展に焦点をあてた制度構築支援等を実施し、また、ベトナムにおいては、同国を支援するJICAプロジェクトチームをサポートして、ベトナム証券市場の投資家保護の強化を支援しています。