第4回(2015年度)表彰会社
区分 |
会社名 |
コード |
市場区分 |
業種 |
大賞 |
ピジョン株式会社 |
7956 |
市場第一部 |
その他製品 |
優秀賞 |
日本ハム株式会社 |
2282 |
市場第一部 |
食料品 |
優秀賞 |
カシオ計算機株式会社 |
6952 |
市場第一部 |
電気機器 |
大賞の選定理由
1.投資者視点を意識した高い経営目標を設定し公表している
- 企業価値向上を目指して、資本生産性を表す経営指標(ROE、ROA、ROIC)に自社の資本コストを大きく上回る高い水準の目標値を設定し、中期経営計画(2015年1月期~2017年1月期)において公表(同社が保守的に想定する加重平均資本コスト:5%、ROE目標:21%、ROA目標:22%、ROIC目標:15%)。
- 過去3年間(2013年1月期~2015年1月期)のROEは、15.5%、19.7%、19.8%と高い水準を維持。
2.独自の経営指標を活用した経営管理の仕組みを構築している
- 資本コストを上回る企業価値の創造額を表す独自指標である「PVA」を経営に活用。
- PVAを構成要素ごとに細分化して管理する「PVAツリー」や運転資本の効率性を管理する「CCC(Cash Conversion Cycle)ツリー」を導入し、きめ細かな目標値の設定と実績管理を実施。
- 事業の採択・撤退の判断基準にPVAやNPV、IRRといった管理指標を用いて、資本コストや資本生産性を強く意識した経営判断を実践。
3.企業価値向上を目指す経営管理の仕組みが組織に深く浸透している
- 事業部門ごとにPVAツリーやCCCツリーを作成して細分化した項目ごとに目標値を設定し、それらを達成するための具体的なタスクも明確化するなど、会社全体として企業価値の向上に取り組む経営体制を構築。
- 経営トップ自らが、こうした経営管理の仕組みや考え方を社内に積極的に語り掛け、管理職だけではなく一般社員を対象とする研修も複数回開催するなど、会社全体への意識の浸透に前向きに取り組む。
4.投資者との建設的な対話の実現に向けて積極的な情報発信を行っている
- PVAツリーやCCCツリーの各項目に設定した目標値や実績値の情報を広く公開するなど、投資者との建設的な対話の実現に向けて積極的な情報発信を実施。
第4回(2015年度)表彰候補49社について
自社の資本コストを認識して経営に取り組むなど、投資者の視点を強く意識して企業価値の向上を目指す経営を実践している49社を、表彰候補として選定しています。
詳細につきましては下記プレスリリースをご覧ください。
第4回企業価値向上表彰における一次選抜会社の公表について
(2016年2月24日付 プレスリリース)
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表彰候補49社の株価パフォーマンスの推移(第4回表彰)
第4回表彰の選考対象期間(財務数値の参照期間)の最初の営業日(2012/4/2)を起点(100)として、表彰候補49社の日々の終値ベースでの株価の変化率を単純平均してグラフ化しております。
また、同じ時点を起点とする日経平均株価及びTOPIXの変化率の推移も併記しております。
注意事項
- 本情報はあくまで参考情報であり、投資等の勧誘を目的にしたものではなく、いかなる有価証券の価値を保証するものではありません。最終的な投資判断は利用者ご自身でお願いいたします。
お問合せ
株式会社東京証券取引所 上場部 上場会社表彰選定委員会事務局
電話:03-3666-0141(代表)