第5回(2016年度)表彰会社
区分 |
会社名 |
コード |
市場区分 |
業種 |
大賞 |
花王株式会社 |
4452 |
市場第一部 |
化学 |
優秀賞 |
明治ホールディングス株式会社 |
2269 |
市場第一部 |
食料品 |
優秀賞 |
株式会社スタートトゥデイ |
3092 |
市場第一部 |
小売業 |
優秀賞 |
アステラス製薬株式会社 |
4503 |
市場第一部 |
医薬品 |
大賞の選定理由
1.企業価値創造を表す経営指標「EVA」を活用した経営の実践
資本コストを上回る企業価値の創造額を表す「EVA」を先駆的に導入し、その持続的な創造による企業価値の向上を目指して、下記に掲げる経営プロセスの中で活用するなど、企業価値向上を強く意識した経営を実践している。
- 経営目標の設定
EVAを重要な経営指標に掲げて年度ごとに目標を設定し実績を管理するほか、資本生産性を表す経営指標(ROE)に自社の資本コストを大きく上回る高い水準の目標を設定。(同社が想定する資本コスト:5%程度、ROE目標〈2030年度〉:20%)
- 経営判断の仕組み
事業の投資・撤退の判断基準にEVAを用いて、資本コストを上回る企業価値の創造が見込まれるか否かという視点に基づいた経営判断を実践。
- 役職員の動機付け
すべての役職員に業績連動報酬の仕組みを適用し、役員報酬についてはその評価基準にEVAを利用。
- 社内への意識の浸透
EVAの考え方やその改善ドライバーを研修等で丁寧に解説するほか、経営トップ自らが役職員に自社の経営理念や経営方針、EVA向上の意義を語り掛けるなど、社内への企業価値創造の意識の浸透に注力。
2.企業価値向上に向けた首尾一貫した姿勢
- 1999年のEVA導入から現在に至るまで、企業価値の向上を強く意識した経営を継続し、各年度のEVAの実績を指数化して、その推移をアニュアルレポートで公表し続けるなど、企業価値の向上を目指す姿勢を一貫して持ち続けている。
3.企業価値向上の実現とその持続を見据えたステークホルダーへの還元
- 近年、ROEは上昇傾向にあり(10.7%、12.4%、14.8%)、企業価値向上の取組みの成果が着実に結実している。また、将来の価値向上の持続性を確かなものとするため、積極的な成長投資を行いつつ、株主や社員、顧客、社会といったステークホルダーへの還元にも注力している。
第5回(2016年度)表彰候補50社について
自社の資本コストを認識して経営に取り組むなど、投資者の視点を強く意識して企業価値の向上を目指す経営を実践している50社を、表彰候補として選定しています。
詳細につきましては下記プレスリリースをご覧ください。
第5回企業価値向上表彰の表彰候補会社(50社)の公表について
(2016年9月26日付 プレスリリース)
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表彰候補50社の株価パフォーマンスの推移(第5回表彰)
第5回表彰の選考対象期間(財務数値の参照期間)の最初の営業日(2013/4/1)を起点(100)として、表彰候補50社の日々の終値ベースでの株価の変化率を単純平均してグラフ化しております。
また、同じ時点を起点とする日経平均株価及びTOPIXの変化率の推移も併記しております。
注意事項
- 本情報はあくまで参考情報であり、投資等の勧誘を目的にしたものではなく、いかなる有価証券の価値を保証するものではありません。最終的な投資判断は利用者ご自身でお願いいたします。
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株式会社東京証券取引所 上場部 上場会社表彰選定委員会事務局
電話:03-3666-0141(代表)