企業・株式分析の専門家が注目！「アナリスト・レポート」

アナリスト・レポートとは、企業が開示する情報や、マクロ環境や業界動向などをもとに、その企業の経営状態や財務の内容、将来の見通しなどを調査する専門家(証券アナリスト)がまとめたレポートのことを言います。

証券アナリスト（セルサイド・アナリスト）は、証券会社に所属し、企業が開示する財務情報や会社予想、マクロ環境や業界動向などをもとに、アナリスト・レポートを作成しています。アナリスト・レポートの内容は、対象としている企業の業績予想（今期・来期等）や将来の見通し、目標株価、株価レーティング（売り・中立・買いなど）が中心となります。アナリストは顧客（主に機関投資家）へのサービスとしてレポートを書いており、その対価となるのは、所属する証券会社が獲得する取引手数料です。
したがってアナリストは全ての上場会社を調査対象とするわけではなく、機関投資家の保有ニーズが高い銘柄を中心に選別して、調査対象を決めていると考えられます。

近年、金融危機や欧州債務危機などの影響もあり、証券各社は企業分析を担い投資家に情報を発信するアナリストの数を減らしています。その結果、アナリストが業績予想を出したり、投資判断をしたりする銘柄の数（カバー銘柄数）は減少傾向にあります。しかし、このような環境の中でも、着実にアナリストのカバー数を増やしている企業は存在しており、こうした企業は機関投資家からの注目度が高まっている可能性もあります。今回は参考として、アナリスト・レポート数が過去1年間で増加した企業をご紹介します。
（※アナリスト・レポート数の増加以外にも、時価総額、ROE等の基準も加えて抽出しています、詳しくはレポートをご覧ください。）

なお、今回のテーマ銘柄レポートは、金融情報ベンダーとして投資情報事業、IR事業、証券ドキュメント事業、投信ドキュメント事業手掛ける株式会社アイフィスジャパンの協力を基に作成しています。