お得に株を売る! カバードコール戦略

お得に株を売る! カバードコール戦略

今、あなたが株式を保有しているなら、株式市場で売るよりもちょっとお得に売る方法があります。
それが、「カバードコール戦略」です。

何故ちょっとお得に売れるのか、それは株の売り方に少し工夫をするのです。

下の例を見て見ましょう!

カバードコール戦略では、株式を持っているので「株式を売れる」、さらに「株式を買う権利も売れる」ということですね!

手順はとてもシンプル。以下の4ステップで完結です。

☆Step1  保有している株がかぶオプ対象銘柄かを確認して、スタート!

☆Step2  自分の資金計画をもとに、"●●●●円" くらいだったら売ろう、という値段を決める

☆Step3  Step2で決めた値段(権利行使価格)のコールオプションを売る 

☆Step4  取引最終日、コールオプションの買い手が権利を行使したら株式を売る
                   or
      取引最終日、コールオプションの買い手が権利を放棄したら株式は保有したまま終わり→次のカバードコールを仕込む! 


それでは、それぞれの Step をもう少し詳しく見ていきましょう!

かぶオプは、2018年9月14日現在、229銘柄を対象としています。
つまり、東証に上場している全ての株式でかぶオプ取引ができるわけではないのです。
あなたが保有している株がかぶオプの対象銘柄かどうか、JPXホームページからチェックしてみましょう!

この値段になったら売ってもいいな~という値段を決めます。
権利行使価格は、対象株式の前日終値を中心として、常に上下2本は常に存在するように追加設定されていきます。

どんな権利行使価格で取引できるかや取引日の気配や約定状況はJPXホームページのTopページ、オプション価格情報から確認できます!

もともと売ってもいいと考えている値段のコールオプションを売っているので、相場の状況を気にすることなく取引最終日を待つだけで大丈夫です。

取引最終日、
・株式の値段 > コールオプションの権利行使価格
 →買い手が権利行使をするので、株を売ります。
 →売りたいと考えていた値段で株式が売れまね。

最後に、カバードコールのデメリットを1つお伝えします。

それは、株価が上昇した場合でも取引最終日には権利行使価格で売らなければいけないということです。
もっと株を高く売れたかもしれない!と、株式で大きな売却益を期待する人にはおすすめしない戦略です。
この為、カバードコール取引をする際には「この値段なら売ってもいい」と決められることが大前提となります。