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2016/09/23 東証 特設注意市場銘柄の指定解除及び監理銘柄(審査中)の指定解除:(株)エナリス

 

以下のとおり、特設注意市場銘柄の指定を解除するとともに、監理銘柄(審査中)の指定を解除することにしましたので、お知らせします。

1.銘柄 株式会社エナリス 株式
(コード:6079、市場区分:マザーズ)
2.特設注意市場銘柄指定解除日 2016年9月24日(土)
  条文 有価証券上場規程第501条第7項
(再提出された内部管理体制確認書の内容等に基づき内部管理体制等に問題があると認められない場合に該当するため)
3.監理銘柄(審査中)指定解除日
2016年9月24日(土)
  条文 有価証券上場規程第603条第1項第6号
(関連規則は同規程第601条第1項第11号の2e)
(再提出された内部管理体制確認書の内容等に基づき内部管理体制等について改善がなされなかったと認められないため)
4.理由 株式会社エナリス(以下「同社」という。)は、2014年12月12日及び19日に不適切な会計処理に関する第三者委員会の調査報告書を開示するとともに、同月12日に、平成25年12月期第3四半期から平成26年12月期第2四半期までの有価証券報告書、四半期報告書について訂正報告書等を提出しました。
本件は、電源開発事業における与信管理体制等の不備や内部監査・監査役監査の実効性が不十分である状況に加え、当時の代表者らに対する取締役会の監視・牽制機能が有効に働いておらず、同社の内部管理体制等について改善の必要性が高いと認められたことから、2015年1月29日に同社株式を特設注意市場銘柄に指定しました。
当該指定から1年を経過した後に同社から提出された内部管理体制確認書の内容等を確認したところ、与信管理体制の見直し、内部監査体制の整備及び監査役の監視機能の強化など、改善に向けた取組みが行われていることが認められました。他方で、社外取締役の増員などの取締役会の機能強化に向けた取組みも認められるものの、当時の代表者らに対する取締役会の監視・牽制機能の有効性に関連して、なお確認する必要があると判断し、2016年5月31日に当該指定を継続しました。
今般、当該指定から1年6か月を経過した後に同社から提出された内部管理体制確認書の内容等を確認したところ、特設注意市場銘柄指定継続の原因となった取締役会の監視・牽制機能の有効性に関連した同社の取組みが適切に行われていることが確認できました。
また、その他に、特設注意市場銘柄指定となった原因の改善状況を含め、内部管理体制等に問題があると認められませんでした。

なお、同社株式は監理銘柄(審査中)に指定されていますが、特設注意市場銘柄指定の解除に伴い、監理銘柄(審査中)の指定を解除します。
監理・整理銘柄指定状況
監理・整理銘柄指定履歴
特設注意市場銘柄指定状況
特設注意市場銘柄指定履歴

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