JPXからのお知らせ

2018/01/09 JPX CME Globexにおける円建てTOPIX先物取引の開始について

 

世界を先導する最も多彩なデリバティブ市場であるCMEグループ(CME Group)とアジアを代表する総合的な取引所グループである日本取引所グループ(JPX)は、本日、2018年2月5日にCME Globexにおいて円建ての東証株価指数(TOPIX)先物の取引を開始する予定であると発表しました。

CME Groupの執行役会長兼最高経営責任者(CEO)であるテリー・ダフィー(Terry Duffy)は、「株式指数のリスク管理を求めている世界の投資家に対し、新たにTOPIXという主要なグローバルベンチマークを提供できることをうれしく思っております。また、これによりCME Groupは日経平均株価とTOPIXという日本の2つの主要株価指数に基づく先物取引を提供する日本以外で唯一のデリバティブ市場となり、日本株市場におけるヘッジ機会を必要とする投資家や存在感を強化させたい投資家に新たな機会を提供していきます」と述べています。

また、JPXの取締役兼代表執行役グループCEOである清田瞭は、次のように述べています。「TOPIX先物がCME およびJPXのデリバティブ市場である大阪取引所の両市場に上場されることで、世界中の投資家がTOPIX先物のより高い流動性とより効率的な価格形成を享受できるようになることを期待しています。また、日本株投資のベンチマークとしてTOPIXの国際的認知度が益々向上していくことを願っています。」

この新たなTOPIX先物は、CMEの規則によって上場され、同規則に従うものです。また、本先物に利用されるTOPIXは、JPXの現物市場である東京証券取引所の市場第一部に上場するすべての内国普通株式に基づき計算される浮動株時価総額加重型の指数であり、日本の株式市場のベンチマークとして機関投資家に幅広く利用されています。なお、TOPIXの算出・配信は東京証券取引所によるものです。本先物の取引単位はTOPIXの5,000円倍です。

CME GroupのTOPIX先物取引に関する詳細icon-block
 

JPXについて

日本取引所グループ(JPX)は、アジアを代表する総合的な金融市場インフラを提供する取引所グループで、その事業領域は現物及びデリバティブ市場の運営、自主規制機能や清算機能の提供など広範囲に亘っています。アジア最大規模の現物市場である東京証券取引所では、3,500以上の上場銘柄やETF/ETN、REITなどの多様な商品を提供しています。また、大阪取引所では、日経225先物、TOPIX先物、国債先物をはじめとしたデリバティブ商品の取引機会を提供しています。両市場の効率性、安定性及び透明性に加えて、日本取引所自主規制法人が担う自主規制機能と日本証券クリアリング機構における清算機能の発揮により、取引所市場に対する信頼性を確保しています。JPXは、「アジア地域でもっとも選ばれる取引所」を目指して、市場の発展や事業ポートフォリオの多様化を推進しています。

CMEについて

CME Groupは、世界を先導する最も多彩なデリバティブ市場を運営しており、世界中の人々がリスク管理に利用しています。当グループの取引所には、金利、株価指数、通貨、エネルギー、農産物、金属など、あらゆる主要資産クラスにおいて、世界的な指標に基づいた先物・オプション商品が多岐にわたって上場しており、CME Globexにより世界中に電子取引を提供しています。また、CME Clearingにおいては、取引所・OTC(店頭取引)デリバティブの清算・決済サービスを提供しています。当グループは、その商品およびサービスによって、世界中の企業の効率的なリスク管理や成長を実現してまいります。
CME Group、Globeロゴ、CME、Chicago Mercantile Exchange、CME DirectおよびGlobexは、Chicago Mercantile Exchange Inc.の登録商標です。その他すべての商標が、各所有者の資産となります。

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本件に関するお問合わせ先

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電話:03-3666-1361


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Alex Rapoport, +1.312.930.3193
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