JPXからのお知らせ

2020/03/06 JPX 証券ポストトレード領域における DLT情報共有基盤の実機検証プロジェクトについて

 

株式会社日本取引所グループ(以下「JPX」といいます。)及び株式会社証券保管振替機構は、日本電気株式会社をITサポートベンダとして、JPXによる業界連携型DLT実証実験環境(※)を活用した、証券ポストトレード領域におけるDLT情報共有基盤の実機検証プロジェクトを、本年4月に立ち上げることとしましたので、お知らせいたします。

プロジェクト概要 証券ポストトレード領域におけるDLT情報共有基盤の実機検証プロジェクト(プロジェクト名:B-POST)
プロジェクトオーナー (株)日本取引所グループ・(株)証券保管振替機構
ITサポートベンダ 日本電気(株)
実施期間 4月~10月(11月結果公表予定)
参加者 金融機関、ベンダーなどから今後募集予定

証券の約定後の業務処理全般を意味する「証券ポストトレード」においては、相対で行われる業務が多く、データや業務フローの相手方との認識の不一致が発生することによる非効率性が指摘されております。そこで、データや業務フローについて同期をとって記録・実行することに長けた技術であるDLTを用いて情報共有基盤を構築し、各社が常に合意済みの最新状態を確認できるようになれば、自社の努力だけでは解決が難しかったポストトレード領域における様々な課題を解決できる可能性があります。 

本プロジェクトにおいては、実際にDLTを用いた情報共有基盤を構築し、証券会社、資産運用会社や信託銀行、サービスプロバイダといった業界関係者の方々に広くご参加いただき、証券ポストトレード領域におけるユースケースの検証と基盤運営を通じて、当該DLT基盤の実運用の可否や有益性の確認を行います。
また、こうした取組みを通じて、証券ポストトレード領域におけるデータや業務フローの標準化・効率化に貢献したいと考えております。

【課題解決イメージ図】
<課題イメージ>

<解決イメージ>

(※)JPX業界連携型DLT実証実験について
 

お問合せ

株式会社日本取引所グループ 総合企画部 フィンテック推進室
電話:03-3666-1361(代表)