JPXマンスリー・ヘッドライン

JPXグループ各社では、市場利用者の皆様により魅力の高い市場をご提供するため、様々な取り組み、情報発信などを行っています。これらを毎月コンパクトにまとめ、皆様にお届けします。

6月

金利スワップ取引(IRS)の月間清算金額が3か月連続で過去最高を更新(6月3日)

日本証券クリアリング機構(JSCC)が取り扱う2024年5月の金利スワップ取引清算金額は月間314兆円に達し、2024年3月以降3か月連続で月間の過去最高を更新しました。
JSCCでは本年3月に実施した上場金利関連商品とのクロスマージンの強化をはじめ、利用者の皆様の利便性と効率性の向上に資する施策を進めてきました。
それに加え、本年3月の日本銀行の金融政策の見直しなども踏まえた利用者の皆さまの金利ヘッジニーズの高まりも受け、3月以降も清算金額を拡大し続け、5月まで3か月連続で月間の過去最高記録を更新することとなりました。

個人投資家を対象とした日本株の魅力発信について(6月7日)

新NISAスタート等を受け、東京証券取引所及び大阪取引所では、改めて個人投資家の皆様に日本株の魅力を発見していただけますよう、「東証マネ部!」や「JPXマネ部!ラボ」での日本株特集サイトの開設や、個人投資家向け対面型セミナー(アプローチ数1万人)等を実施してまいります。
これらの活動を通じて、今後も個人投資家の皆様の金融リテラシーの向上と資産形成の取組みに役立つ情報をご提供していきます。
詳細については関連資料をご覧ください。

6年ぶりに日枝神社山王祭が開催されました(6月7日~9日)

本年6月7日(金)から9日(日)、6年ぶりに江戸三大祭りの一つである日枝神社山王祭(神幸祭)が開催されました。
日枝神社の氏子地域である兜町も、兜町町会が中心となり神輿巡行が行われ、6日(金)には日本取引所グループ(以下「JPX」)職員も兜町に勤める他の会社職員も、兜町住民と一緒にお神輿を担ぎ、地域での交流を深めました。
東証ビル東口玄関では、平和不動産株式会社土本社長、江本町会長、JPX田端常務執行役より、地域社会の交流の深化や町のさらなる活性化を願う挨拶があり、兜町の今後益々の発展を祈願して盛大にサシ(お神輿を高々と担ぎ上げること)が行われました。
また、8日(土)には子供達の山車があり、東証中央ロビー、北口玄関を休憩所として提供しました。

第23回定時株主総会を開催(6月19日)

日本取引所グループは6月19日に第23回定時株主総会を開催しました。
本定時株主総会では、2023年度の事業の状況や今後の対処すべき課題について報告させていただき、株主の方々による質疑応答を行い、議案をご承認いただきました。
また、株主総会の報告事項及び決議事項に関するご質問をウェブサイト上にて株主の皆様から事前にお受けし、株主の皆様の関心が高いと思われるご質問については株主総会当日に回答するとともに、来場されない株主の皆様のため、株主総会の模様のライブ配信を実施しました。
日本取引所グループでは、株主の皆様との建設的な対話に努めており、このような対話機会を通じて、長期的な信頼関係を確保していきたいと考えています。

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「JPX自主規制法人 年次報告2024」を発行(6月19日)

日本取引所自主規制法人では、その役割や特色、直近の年間活動状況等について取りまとめました「JPX自主規制法人の年次報告2024」を発行いたしました。
自主規制法人の使命は、金融商品取引所がその機能を十全に発揮するための的確な自主規制を実行し、これにより、市場の公正性、透明性に加え、市場に対する信頼性の確保・向上を図ることにあります。
今回の年次報告では、(1)市場・社会環境の変化に即した上場審査の実施、(2)特設注意市場銘柄制度の見直しや四半期開示の見直しへの対応、(3)市場における違反行為等への対応、(4)不公正取引の未然防止に向けた市場関係者への働きかけ、といったトピックに加え、2023年度の各種数値データ等も掲載しておりますので、是非、ご覧ください。

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TOPIX等の見直しについて(6月19日)

JPX総研は、「TOPIX等の見直しについて」を公表し、指数コンサルテーションによる意見募集を開始しました。
TOPIXは、日本株の市場平均を示すベンチマークとして国内外で広く定着し、連動資産は23年3月末時点で我が国株式市場の時価総額の約1割の規模に相当しています。
2022年4月の東証の市場区分再編を契機に取り組んできた、TOPIXの投資対象としての機能性を高めるための見直しが2025年1月末に完了します。
次のステップとして、TOPIXが投資信託や年金信託運用等に幅広く利用されていることを踏まえて、指数の連続性を確保しつつ、全市場区分を対象として日本の株式市場を広範に網羅するとともに、流動性をより重視した定期的な銘柄入替など、TOPIXの機能性を更に高める見直しを行います。
2024年8月18日まで意見募集の後、本年9月末を目途に次期TOPIX等に関するルールを公表する予定です。

JPX北浜フェスタ2024を開催(6~8月)

大阪取引所では、今年で10回目となる「JPX北浜フェスタ2024」がスタートしました。
第一弾のイベント、幅広い層へ「取引所」を身近に感じてもらう、地域に根差した取組み「七夕の願い」では、1階アトリウムに笹飾りを設置し、一般の方の願い事の他、今年は、地域の幼稚園児、小・中学生、3園3校の皆さんの願い事が短冊に書かれています。
また、7月5日(金)には、夜も動いている取引所を知ってもらう取組み、夜の見学ツアーを開催します。
この他「JPXマネ部!ラボ」のイベントとして、親子経済教室in北浜、有識者セミナー、北浜の今昔をテーマにしたパネル展示を予定しています。
イベントの様子は随時、JPX公式SNSで発信します。