ESG投資の普及に向けた取組み

昨今、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資の重要性がますます高まってきています。とりわけ国内外において、経済・社会・環境を巡るグローバルな課題に関する17の目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」への関心が高まっており、こうした課題に対する有力な手段として、ESG投資が注目されています。

このようななか、2017年12月、株式会社日本取引所グループは、Sustainable Stock Exchanges Initiative(以下「SSEイニシアティブ」という。)に参加しました。SSEイニシアティブは、証券取引所がサステナブルな社会の構築に向けて、投資家や上場会社などのステークホルダーと協働しながら、主体的にその取組を検討していく活動で、国連貿易開発会議(UNCTAD)、国連グローバル・コンパクト、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)、責任投資原則(PRI)により運営されています。

日本取引所グループは、これまでも、コーポレートガバナンス・コードの策定、ESG関連の指数の算出やETFの上場、インフラファンド市場の開設、女性活躍や健康経営を推進する企業の選定などサステナビリティ関連の取組みを積極的に推進してきました。今後は、国内外の公的機関、投資者、上場会社、市場関係者をはじめとするステークホルダーの皆様と連携しながら、ESG投資促進の取組みを進めるとともに、関連商品の充実化を図って参ります。