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東京証券取引所では、投資家に上場会社の企業活動に興味を持っていただき、中長期的視点から企業を"応援"したくなっていただくように、特定のテーマ・指標を設定し、そのテーマに関して積極的に取り組んでいる企業を選定・公表しています。
東京証券取引所は、経済産業省と共に、女性が働き続けるための環境整備を含め、女性の活用を積極的に進めている企業を「なでしこ銘柄」として紹介する取組みを行っています。
「なでしこ銘柄」は、「女性活躍推進」に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取組みを加速化していくことを狙いとして、2012年度より実施しています。
11年目となる2022年度の「なでしこ銘柄」は下記の点をリニューアルし、実施しました。
従来のように女性活躍推進に関する取組みを形式的に確認させていただく方法ではなく、自社の経営戦略の中で、女性活躍推進をどう位置付け、その取組みの成果をどのように企業価値向上につなげているか、企業独自のストーリーに着目して「なでしこ銘柄」を選定しました。各社から提出いただいた定量的なデータと定性的な情報の双方を基に評価を行いました。
資本市場、労働市場等に向けて、女性活躍推進に取り組む企業の情報を効果的に発信することを目的に、「なでしこ銘柄」にご応募いただいた各社のデータを積極的に公表していきます。
今年の選定プロセスは以下のとおりです。
詳細については、以下のレポートをご覧ください。
東京証券取引所は、経済産業省と共に、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる上場企業を「健康経営銘柄」として紹介する取組みを2014年度より毎年行っています。
「健康経営」とは、従業員等の健康保持・増進の取り組みが、将来的に企業の収益性等を高める投資であるとの考えのもと、従業員等の健康管理を経営的な視点から考え、戦略的に実践することです。健康経営の推進は、従業員の活力や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績や企業価値の向上、株価向上につながると期待されます。
また、国民のQOL(Quality of Life=生活の質)の向上やヘルスケア産業の創出、あるべき国民医療費の実現など、社会課題の解決に貢献するものであると考えられます。
本取り組みでは、東京証券取引所に上場している企業の中から健康経営の取り組みが特に優れた企業を選定し、長期的な視点からの企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある投資対象であるものとして紹介することを通じ、企業における健康経営の取り組みの促進を目指しています。
「健康経営銘柄2022」は、以下のステップを経て選定しました。
詳細については、以下のレポートをご覧ください。