上場会社の取組み支援

東京証券取引所では、投資家に上場会社の企業活動に興味を持っていただき、中長期的視点から企業を"応援"したくなっていただくように、特定のテーマ・指標を設定し、そのテーマに関して積極的に取り組んでいる企業を選定・公表しています。

なでしこ銘柄

東京証券取引所は、経済産業省と共に、女性が働き続けるための環境整備を含め、女性の活用を積極的に進めている企業を「なでしこ銘柄」として紹介する取組みを行っています。

女性活躍推進に優れた上場企業を中長期の成長力を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、そうした企業に対する投資家の関心を一層高め、各社の取組みを加速化していくことを狙いとして、2012年度から毎年「なでしこ銘柄」を選定・発表しています。

選定プロセス

「なでしこ銘柄」は、平成24~26 年度まで、東証一部上場企業を対象に選定を行ってきました。その後、女性活躍に取り組む企業の裾野が広がってきたことを受け、平成27 年度より東証一部だけでなく、東証二部、マザーズ、JASDAQ の上場企業も選定対象とし、本年度は外国株も対象としました。より広い母集団から銘柄選定を行うことで、企業の取組を後押ししていきます。

平成28 年4 月の女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下、「女性活躍推進法」)の施行を受け、行動計画を策定していること(従業員数300 人以下の企業を除く)、厚生労働省の「女性の活躍推進企業データベース」に「女性管理職比率」を開示していることをスクリーニングの要件としています。これらの要件を通過した企業について、女性活躍度調査のスコアリング結果に、財務指標(ROE)による加点8を経て、27 業種ごとに「なでしこ銘柄」を選定しました。各業種からそれぞれ1~2 社(企業数が相対的に多い業種は2 社まで)選定することを基本としていますが、平成27 年度より、さらに各業種選定枠に加えて、一定程度の水準の企業を、+αとして選定することとしています。

スコアリング方法は、透明性を高める観点から、投資の実務家や人材活用に関する専門家からなる「『なでしこ銘柄』選定基準検討委員会」を設置し、具体的な評価基準等について検討を行った上で決定しています。

詳細については、以下のレポートをご覧ください。

平成29年度「なでしこ銘柄」レポート PDF

健康経営銘柄

東京証券取引所は、経済産業省と共に、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる上場企業を「健康経営銘柄」として紹介する取組みを2014年度より毎年行っています。

「健康経営」とは、従業員等の健康保持・増進の取り組みが、将来的に企業の収益性等を高める投資であるとの考えのもと、従業員等の健康管理を経営的な視点から考え、戦略的に取り組むことです。健康経営の推進は、従業員の活力や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績や企業価値の向上につながると期待されます。また、国民のQOL(Quality of Life=生活の質)の向上やあるべき国民医療費の実現など、社会課題の解決に貢献するものであると考えられます。

本取組みでは、東京証券取引所に上場している企業の中から健康経営の取組みが特に優れた企業を選定し、長期的な視点からの企業価値の向上を重視する投資家にとって、魅力ある投資対象であるものとして紹介することで、企業における健康経営の取組みの促進を目指しています。

選定プロセス

「健康経営銘柄2018」は、以下のステップを経て選定しました。

健康経営銘柄2018 選定企業紹介レポート PDF