JPXからのお知らせ

2020/11/04 JPX東証 決算短信のHTML化に関する共同実証実験について

 

東京証券取引所(以下、「東証」という。)は、2021年12月を目途とするTDnetのリプレースにあわせ、上場会社(注)の決算短信及び四半期決算短信並びに上場REITの決算短信及び中間決算短信(以下、「決算短信等」)をHTML形式で開示可能とする実証実験を宝印刷株式会社及び株式会社プロネクサス(50音順。以下、「両印刷会社」という。)のご協力を賜りまして開始します。本共同実証実験への上場会社の皆様のご参加、HTML形式での開示は任意でございます。従来どおりPDF形式及びXBRL形式のみでの開示も可能ですが、ぜひご協力賜りますよう、お願い申し上げます

  • 優先出資証券の発行者を含みます。

実証実験の概要

東証は、決算短信等のうちXBRL化されていない「経営成績等の概況」、「継続企業の前提に関する注記」、「セグメント情報」、「1株当たり情報」及び「重要な後発事象」といった定性的情報の記載について、従来のPDF形式に加えHTML形式での開示を可能とします。あわせて、両印刷会社は、両印刷会社が提供する決算短信等の作成ツール(以下、「印刷会社システム」)を通じて、定性的情報の記載をHTML形式で作成する機能を実装します。
印刷会社システムを用いて決算短信等を作成されている上場会社等の皆様は、現在利用されている印刷会社システムにおいてXBRLとあわせてHTML形式のファイルが自動的に作成されることから(注) 、従来のファイルとともにTDnetに登録することで、HTML形式で決算短信を開示することが可能になります。
本実証実験にあたり、上場会社等及び情報利用者等関係各社の費用負担はありません。
また、本実証実験は、投資家等情報利用者における決算短信等の利用可能性の向上に関する検証を目的としています。上場会社等の皆様の本実証実験の参加は任意ですので、従来どおりPDF形式及びXBRL形式のみでの開示も可能です。

  • 現在XBRLが収録されている添付ファイル内にHTML形式のファイルが自動的に収録されることを予定しておりますので、HTML形式のファイルを作成いただくにあたり、追加的な作業は不要です。
  • 上場会社等の情報取扱責任者の皆様におかれましては、本日Targetで通知した文書もあわせてご参照ください。

実証実験のイメージ

追加する文書

HTML形式のファイルを閲覧する画面

スケジュール

2020/11 実証実験の公表(本公表)
2021/12 実証実験の開始
2022/12 一次検証
 ※情報利用者、上場会社等の皆様といった関係各社からフィードバックをいただき、本実証実験の効果について検証します。

本件に関するお問合せ先

株式会社東京証券取引所 情報サービス部 サービス企画グループ
電話:03-3666-0141(代表)
E-mail:inf_dev@jpx.co.jp