JPXからのお知らせ

2023/05/29 OSE 大阪取引所における新商品の取引開始について

 

本日、大阪取引所において、以下6つの商品が取引を開始しました。

  • 日経225マイクロ先物
  • 日経225ミニオプション
  • TONA3か月金利先物
  • S&P/JPX 500 ESGスコア・ティルト指数先物
  • FTSE JPXネットゼロ・ジャパン500指数先物
  • 日経平均気候変動1.5℃目標指数先物
 

本件に関する大阪取引所代表取締役社長 横山 隆介のコメント

本日、大阪取引所において、新たに6つの商品が上場し、取引が開始されたことをご報告したいと思います。

まず、「日経225マイクロ先物」そして「日経225ミニオプション」です。
近年、現物市場における投資の小口化を背景に、より細やかなリスク管理手段に対するニーズが高まってきています。そこで、これまでの「日経225mini」、「日経225オプション」の取引単位を小口化し、取引想定元本を10分の1にした、この2商品を導入することとしました。
これにより、小口の商品から大口の商品まで幅広い品揃えが整うことになりますので、様々な目的をもった投資家の皆様に先物、オプションを利用いただくことで、市場の更なる活性化が図られることを期待しています。

次に、「TONA3か月金利先物」です。
日本銀行が公表する「無担保コールO/N(オーバーナイト)物レート」、通称「TONA」を3か月間日次累積複利で運用した結果のレートを対象とした、差金決済型の先物取引です。
2021年12月末の日本円LIBORの公表停止を背景として、日本円を対象とするターム物リスク・フリー・レートの必要性が高まっている状況を踏まえ、JPX(大阪取引所)においてこの金利指標の取引機会を広く投資者に提供し、価格発見機能を発揮する市場の構築を目指し、導入する商品です。
今回のTONA3か月金利先物の導入により、大阪取引所では、国債先物と併せ、短期から長期までの金利を対象とする取引をワンストップで提供できるようになります。

最後に、ESG指数先物として「S&P/JPX 500 ESGスコア・ティルト指数」、「FTSE JPXネットゼロ・ジャパン500指数」及び「日経平均気候変動1.5℃目標指数」を対象とした先物3商品を上場しました。
JPXでは、中期経営計画の中で、幅広い社会課題に対して、市場メカニズムを活用したソリューションを提供し、持続可能な社会の実現の後押しを目指しています。その一環として、デリバティブ市場を運営する大阪取引所において、ESGの要素を考慮した資産運用において活用いただくべく、ESG指数を対象とする先物取引を導入することとしたものです。

JPXのデリバティブマーケットである大阪取引所としましては、これからも新商品・新制度の導入により、国内外の幅広い投資家の皆様にリスクヘッジの機会と手段を提供し、利便性の高い市場運営に努めてまいりますので、引き続き御支援のほど、よろしくお願いいたします。

最後となりますが、このたびの新商品上場にあたり、日本経済新聞社、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社、FTSE Russell社を始めとする関係各位に多大なる御協力を賜りました。
御尽力いただいた関係各位に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

関連リンク

2023年5月29日上場の先物・オプション
 

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株式会社大阪取引所 
電話:06-4706-0800(代表)