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JPXからのお知らせ

2023/09/01 JSCC 2023年の金利スワップ取引(IRS)清算引受金額が過去最高を更新

 

日本証券クリアリング機構(以下「JSCC」という)が取り扱う金利スワップ取引(以下「IRS」という)清算引受金額は2023年8月時点で1,181兆円に達し、2022年の年間合計である1,111兆円を突破して、過去最高を更新したことをお知らせいたします。

JSCCでは2012年にIRS清算業務を開始したのち、国内外の利用者にとって、国際的に比較して遜色ないサービスを提供できるよう、機能の改善を繰り返してまいりました。直近では取引執行から清算までのSTP(Straight Through Processing)をより高める対応を実施しており、また上場金利関連商品とのクロスマージンの強化など、利用者の皆様の利便性と効率性の向上に資する施策を進めております。

これらの改善を通じて使いやすく安心できる清算機能を提供してきたことに加え、昨今の金利市場の変化を踏まえた利用者の皆さまの金利ヘッジニーズの高まりも受け、月額平均としては約148兆円となり、8月末時点で年間の過去最高記録を更新することとなりました。

このたびの記録更新を受けて、JSCC代表取締役社長の小沼泰之は、「私どもは、清算機関として各国における堅牢なリスク管理基準を満たしつつ、サービス競争力の向上にも努めてきました。今後も、JSCCは内外の円金利デリバティブの利用者から、より一層選ばれる清算機関となるべく、引き続き利便性の向上を図るとともに、JSCCの清算サービスが国外各国でも幅広くご利用いただけるよう努めてまいります。」と話しています。

(参考)JSCC IRSの清算額推移(月額平均)

(参考)JSCCについて

JSCCは、2003年1月、日本初となる有価証券債務引受業(現在の金融商品債務引受業)の免許を取得し、取引所における現物取引の清算サービスの提供を開始しました。JSCCの誕生により、従前は各証券取引所で行われていた清算業務が統合され、証券市場におけるポストトレーディングの効率性と利便性が大きく向上しました。JSCCはその後も業務範囲を拡大し、今では現物取引や上場株価指数先物、上場商品先物に加えて、CDSやIRSなどのOTCデリバティブ、また店頭国債取引の売買やレポ取引の清算業務も手掛けています。
JSCCのOTCデリバティブ清算サービスは国内外の主要な金融機関にご利用いただいており、2023年8月末時点で円金利スワップ業務の清算参加者は26社、清算委託者は129社に上ります。
JSCCの詳細についてはWebサイトをご覧ください。

 

お問合せ

株式会社日本証券クリアリング機構 清算企画部・OTCデリバティブ清算部
電話:03-3665-1234(代表)