JPXからのお知らせ
2025/11/27 JPX東証 現物売買システムへのクラウド技術の長期的な適用可能性に関するPoCについて
東京証券取引所(以下、東証)は、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)及び富士通株式会社(以下、富士通)の支援のもと、長期的な現物売買システムへのクラウド技術の適用可能性に関する概念実証(PoC)を実施いたします。
arrowheadは、東証及び富士通が開発してきた世界最高水準の高速性・信頼性・拡張性を兼ね備えた現物商品の売買システムで、2010年の初代システムから進化を続け、2024年11月5日には、市場利用者の利便性や国際競争力、レジリエンスをさらに高めることを目的とした「arrowhead 4.0」が稼働しています。
JPXグループでは、共通基盤プラットフォームである「J-WS」をAWS上に構築し、データ・デジタル事業分野のサービスを安定的に運用してきました。arrowhead 4.0においても、システムリソースやトランザクションログを蓄積・分析する基盤をAWS上に構築し、クラウド技術を活用しています。
今回のPoCでは、長期的な視座のもと、売買に関する機能をはじめとしたarrowheadのクリティカルな機能にクラウド技術を適用する可能性について検証を行い、将来的な現物売買システムの検討に活かしていく予定です。
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