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JPXからのお知らせ

2026/01/05 JPX 年頭ご挨拶

 
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明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、皆様のご健勝を心よりお祝い申し上げますと共に、本年も一層のご活躍をお祈りいたします。

昨年2025年は、日経平均株価は50,000円の大台を突破し、TOPIXも3,436ポイントと過去最高値を更新いたしました。日本企業の業績や変革への期待、新NISAによって大きく前進した「貯蓄から投資へ」の流れが着実に定着しつつあることが感じられた1年でした。
2015年に策定したコーポレートガバナンス・コードは10年が経過し、昨年から、金融庁とともに改訂に向けた検討を進めております。
「資本コストや株価を意識した経営の実現」の要請についても、上場企業の前向きな取組みが進んでおり、マインドや企業行動の変化が感じられるところです。
しかし、改革に終わりはありません。本年も引き続き、国内外の投資家にとって日本市場がより魅力的な市場となるよう、市場環境の整備や国内外への発信を行ってまいりたいと考えています。
また、本年10月から、予定どおりTOPIX構成銘柄見直しの第二段を実施いたします。
この見直しでは、TOPIXの特徴である市場代表性を維持しながら、投資の機能性を向上させております。
本年10月から始まる銘柄の入替えでは、上場している市場を問わず、時価総額の大きい会社がTOPIXに採用されることになりますので、プライム市場だけでなくスタンダード市場やグロース市場の企業の皆様にとっても、企業価値向上を目指すきっかけとなることを期待しています。

次に、本年のマーケットについて、お話しします。
市場を取り巻く環境を見渡すと、引き続きさまざまなリスク要因が存在しております。「ウクライナ、中東、東アジア情勢をはじめとする地政学リスク」、「米中貿易摩擦」、「各国の金融政策の動向とその影響」、「日本企業の業績動向」などに注視が必要です。
一方で、30年近く続いた「デフレ経済からの脱却」が現実のものとなりつつあり、継続的な物価上昇の中で賃上げ機運の高まりも見られています。
日本経済・日本企業は、これまでかつてないほど国内外の投資家から注目を集めています。
政府が取り組まれている「資産運用立国」に向けた取組み、コーポレートガバナンス改革、新NISA、そして日本企業の企業業績や設備投資・成長投資に向けた取組みなどには、引き続き国内外の投資家から好意的な声が寄せられており、日本市場への関心の高さを強く感じているところです。
本年の株式市場は、昨年に引き続き堅調な相場展開になるだろうという声が多いと感じております。

本年の干支は午です。
相場の格言では「午尻下がり」と言われていますが、本年の日本企業の業績も堅調な展開が見込まれており、個人消費の回復や企業の人的資本を含む成長投資の促進、そして政府の推し進める成長戦略により日本が「強い経済」の実現に向かうことによって、相場は「尻上がり」となる展開を期待しています。
馬は、力強さとスピード感の象徴でもあります。しかし、どんな駿馬でもその道のりを一足飛びに駆け抜けることはできず、一歩ずつ歩みを進めていくものです。本年の日本経済が、着実に一歩一歩を重ねながらも、力強く成長へと駆け抜けることを信じております。

皆様にとって、そして我が国金融・資本市場にとって、本年がより良き1年になることを祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。

株式会社日本取引所グループ
取締役兼代表執行役グループCEO
山道 裕己

お問合せ

株式会社日本取引所グループ 広報・IR部
電話:03-3666-1361(代表)