JPXからのお知らせ
2014/12/04 JPX 日本取引所グループとシンガポール取引所による相互協力に係る趣意書の締結について
株式会社日本取引所グループ(以下「JPX」)とシンガポール取引所(以下「SGX」)は、本日、両取引所市場の発展及びプロモーションの共同推進に係る趣意書(LOI)を締結しました。これにより、SGX及びJPXは戦略的パートナーとしての長期的な関係をより深めてまいります。
当LOIに基づき、SGXとJPXは以下の分野において協力して参ります。
- TOPIXに基づく新しいデリバティブ商品の開発可能性に係る検討
- 両取引所のコモディティ市場の発展に係る協力
- 両取引所が提供するコロケーションサイト間の通信サービスの提供
- 相互プロモーション活動を通じた両市場の更なる理解促進
斉藤惇(さいとうあつし)日本取引所グループCEOは、「より良い顧客サービスの提供に向けて、これまで継続的に実施してきたSGXとの協業の結果として、LOIの締結に至ったことを嬉しく思います。このLOIは、特にデリバティブ及びIT分野を中心とした、双方の継続的な関係の強化を意図しています。アジアで最も先進的なこの2つの取引所は、今後もアジアの資本市場の更なる発展に貢献して参ります。」と述べています。
マグナス・ボッカー シンガポール取引所CEOは、「本提携は、投資家に幅広い商品を提供するといったSGXの強みと合致します。今般の提携は、市場の発展に向けた、両取引所によるコミットメントの表れです。私たちは、世界中の顧客のニーズにより一層答えるため、インフラ分野、デリバティブやコモディティ商品の開発について、JPXと協力関係を深めることができ嬉しく思います。」と述べています。
日本取引所グループ(当時東京証券取引所)とシンガポール取引所とは、2000年から包括的な協力関係を構築しています。両取引所は、日経225先物やTOPIX先物などの上場を通じて、古くから日本の資本市場のプロモーションに貢献してきました。これらの商品は、現在もアジアの代表的な株式先物商品として活発に取引されています。
株式会社日本取引所グループ
株式会社日本取引所グループは、世界を代表する取引所グループであり、アジア太平洋地域で最大規模の証券取引所である株式会社東京証券取引所と、主要デリバティブ取引所である株式会社大阪取引所の経営統合により、2013年1月1日に設立された持株会社です。同年1月4日には、自社株式を、東京証券取引所にも上場しています。時価総額4.5兆USドル(=約478兆円)(2013 年12月末)の株式市場を有するほか、日本を代表するデリバティブ取引である、日経225先物、TOPIX 先物、国債証券先物等の取扱いを行っています。
シンガポール取引所
シンガポール取引所は、アジアのゲートウェイとして、アジアの成長を求める投資家と、グローバル資本を求める発行体とを結びつけています。アジアの中でも非常に国際化された取引所であり、時価総額7,444億USドル(2013年12月末)のSGX株式市場に上場する会社のうち40%以上は外国会社となっており、また、SGX自社株式も同市場へ上場しています。SGXでは、株式の他、日経225先物を含むデリバティブ取引や、コモディティ商品等を取扱っており、2014年10月には金市場を開設しています。
お問合せ
株式会社日本取引所グループ
電話:03-3666-1361 (代)