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機関投資家へのインタビュー

Investor's Voice

「Investor's Voice」は、日本の株式市場や国内外の機関投資家への理解を深めることを目的として、東京証券取引所と機関投資家との対談を収録したシリーズ動画です。今後、動画を順次追加していきます。

三井住友DSアセットマネジメント

日本企業への評価と期待 1

  • 三井住友DSアセットマネジメントは約27兆円超を運用し、約40名のファンドマネジャーによるブティック型運用を採用
  • 日本株の上昇基調は、企業業績と需給の両面に支えられ今後も続く見込み
  • 日本では、デフレ脱却に加え、資本効率向上や成長投資の拡大など企業の変化が前進
  • 自社株買い、MBO、TOB、企業による買い越し、海外投資家の資金流入が市場を支える

日本企業への評価と期待 2

  • 多くの企業は事業ポートフォリオの見直しや株主還元を進めてきたが、収益力向上にはさらなる最適化やM&Aが重要
  • 魅力的な投資機会が乏しい場合、余剰資金は配当や自社株買いで株主に還元を考えるべき
  • 報酬委員会は外部の知見を活用し、企業価値向上と投資家の期待に沿う制度の設計を重視
  • スキルマトリックスでは必要なスキルの理由を明確にし、形だけの開示を避けることが重要

スチュワードシップ活動

  • SMDAMは、ROEが3年間にわたり市場中央値または8%を下回る場合に反対票を投じるほか、ガバナンスや多様性などの基準も厳格化
  • 持続的な企業価値向上には、株主還元だけでなく将来の成長投資が必要
  • 足元の業績に関する質問は、短期志向ではなく長期見通しへの影響を確認するために行われる

効果的なエンゲージメントについて

  • TSEの事例集は、外部と共有しにくい事例の代わりに活用できるため有用
  • 成功するエンゲージメントには、長期継続、複数層との対話、投資家内部の連携という共通点がある
  • 株主総会前のエンゲージメントは企業固有の状況を理解し、機械的でない議決権行使を可能にする
  • 投資家は対話や議決権行使方針、株主提案への支持などを通じて明確なメッセージを伝えるべき

ウェリントンマネジメント

投資方針とスチュワードシップ方針

  • ウェリントンの、調査・分析を中核としたマルチブティック型の運用アプローチについて
  • 戦略、報酬制度、収益性に対する期待水準が上がることは、より企業個別の状況に即した焦点の明確な議決権行使につながっている
  • 日本企業はどのように開示情報の利便性を高め、投資家にとってより活用しやすいものにできるのか

効果的なエンゲージメントについて

  • 東証事例集の活用による企業と投資家間の共通言語形成及び市場全体の期待・要望に対する理解促進
  • 議決権行使や正式なエンゲージメントレターを通じて日本の大手損害保険会社に変革をもたらす事例
  • 本気で改革に取り組んでいる企業と単に時間稼ぎをしている企業の見分け方

日本企業への評価と期待

  • 優れた資本配分フレームワークを定める4つのポイント
  • ガバナンス改革を通じて真に変えるべきもの
  • 取締役会の評価はその構成ではなく生み出した成果によって評価されるべき

東京海上アセットマネジメント

投資方針とスチュワードシップ方針

  • カバナンス強化は有事が常態化するリスクに備える保険
  • 企業価値向上に向けて、いきなり満点を狙わずに、取り組むことが社内で腹落ちした項目から取り組むべし
  • 投資家向けと社内向けで同じKPIを設定することの重要性

効果的なエンゲージメントについて

  • 東証事例集を活用し、投資家が不動産をどのように正確に評価するかを企業に示す事例
  • 経営陣における世代交代によって現状維持を脱却できた企業の事例
  • 日本の機関投資家が「ウルフパック」より「シープパック」のエンゲージメント姿勢を選好する理由

日本企業への評価と期待

  • 株主還元等のフロー面が一定程度改善した上で、ストック面の資本構成の改革に着手する必要性
  • 投資規律を守った上での成長投資の重要性
  • 営業のプロであっても取締役会が資本市場を理解する必要性が高まっている理由

日本生命保険相互会社

投資方針とスチュワードシップ方針

  • エンゲージメントを行う企業の選定に活用される議決権行使基準
  • 企業との対話において重視するサステナビリティ
  • 統合報告書およびサステナビリティ情報の開示の重要性

効果的なエンゲージメントについて

  • 大手放送会社とのエンゲージメントを通じて変化を実現した事例
  • 企業自らが変革の必要性を認識し、改善への取り組みを主体的に進めることの重要性
  • 日本生命独自の「課題解決率」を活用したエンゲージメント進捗の管理

日本企業への評価と期待

  • 成長投資と株主還元の二項対立ではなく、長期的な企業価値を最大化する観点からの資本配分の考え方
  • 適切な報酬制度によるインセンティブの整合性や、比較対象企業の設定、KPIとの連動といった、引き続きの課題
  • ガバナンスおよびファイナンス分野における研修を含む、取締役・経営陣の育成の重要性

ノルウェー銀行インベストメント・マネジメント

投資方針とスチュワードシップ方針

  • 世界最大級の年金基金の運用機関としての立場と投資アプローチ
  • エンゲージメント対象企業を選定する際の基準
  • 情報開示において日本が先行している点と改善すべき点

効果的なエンゲージメントについて

  • 取締役会が実効的な監督機能を果たしていることを表す企業の取り組みとは
  • 対話を通じて企業の資本配分に関する考え方や意図を理解し、その妥当性を評価
  • 対話の成果が表れるまで、十分な時間をかけることの重要性

日本企業への評価と期待

  • 指名委員会の独立性、サクセッションプラン、役員選任プロセスの透明性などにおけるさらなる改善の必要性
  • 経営陣に対する望ましいインセンティブ設計とは
  • 形式的なスキルマトリックスを超えた、取締役が有する深い経験や専門性、およびその開示の重要性

機関投資家・IR有識者との相談会 Q&A集

東京証券取引所は、2025年11月から12月にかけて、全国の証券取引所との共催で、上場会社を対象とした機関投資家・IR有識者との相談会を開催しました。

相談会における意見交換の中で、上場会社の皆様の関心が高いと考えられるテーマや、IR実務上有用と思われる質疑応答の内容を、Q&A集として取りまとめております。
詳細は2026年6月24日付の上場会社通知をご覧いただき、今後のIR活動の参考としてご活用ください。

GPIFによる運⽤受託機関インタビュー

年⾦積⽴⾦管理運⽤独⽴⾏政法⼈(GPIF)では、国内株式運⽤機関のうち13機関に対してインタビューを実施し、そこで聴取した事項を基に、運⽤機関がエンゲージメントの実効性を⾼めるための⼯夫や、運⽤機関による企業への期待などについて取りまとめ、2026年6月に公表しています。機関投資家への理解を深めるための一助として、ご活用ください。