用語集

ストックオプション(すとっくおぷしょん)

会社役員や従業員等があらかじめ定めた価格で自社株式を購入できる権利をいいます。株価が行使価格を上回れば、その差額がそのまま報酬となるため、ストックオプション制度は、会社役員等に対する業績連動型のインセンティブ報酬として、利用されています。
日本においては、自己株式の取得が原則禁止されていたことなどから、ストックオプション制度の導入は困難であったため、旧新株引受権付社債の新株引受権部分を取締役の報酬として支給するという試み(ストックオプション型新株引受権付社債)等が行われましたが、平成9年の商法改正により、ストックオプションのための自己株式取得及びその保有が最長10年まで認められ、同時に、自己株式方式とワラント方式という2つの方式のストックオプションが導入されました。
その後、平成13年臨時国会における商法改正により、新株予約権制度が創設され、付与の対象や期限の限定なくワラント方式によるストックオプションを発行することが可能となりました。

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