用語集

VaR方式(ばーほうしき)

VaR方式は、日本証券クリアリング機構が先物・オプション取引に係る証拠金所要額を計算する際に用いる計算方式です。VaR方式にはヒストリカル・シミュレーション方式(HS-VaR方式)と代替的方式(AS-VaR方式)の2つの方式があります。HS-VaR方式では、過去のマーケットデータ等をもとにシナリオを作成し、これらのシナリオに応じてポートフォリオ単位の損益額を計算し、損益額のうち99%をカバーする金額を証拠金所要額とします。AS-VaR方式では、想定する価格変動等のパラメータをあらかじめ設定し、パラメータをもとに作成したシナリオに応じてポートフォリオ単位の損益額を算出し、損失が最大となるシナリオの損失額を証拠金所要額とします。