パブリック・コメント
MSCI Japan及びFTSE日本指数先物取引制度の創設
本所は,MSCI Japan及びFTSE日本指数先物取引制度について,平成14年1月15日(火)から2月5日(火)までパブリック・コメントを募集しましたが,「多様な投資家の参加を促進し,流動性の向上を図るためには,呼値の単位を大きくすべきである」との意見が取引参加者から寄せられたため,当該意見を踏まえて,下記のとおり呼値の単位を変更することといたしました。
ご意見
- 「MSCI Japan」及び「FTSE日本株指数」は,他の国内株価指数などと比べ情報取得手段に乏しい指数であると思います。リアルタイムでの指数の動き,また銘柄入れ替え時などの情報の取得手段等について大阪証券取引所がどのように考えているのか,また,それらの情報取得に対し何らかのサポートをして頂けるのか。
大証の回答
- リアルタイムの指数の動きや銘柄入替等の情報は,取引を行う上で必要不可欠な情報であると考えますので,指数算出者と協力し,情報を提供する態勢を整備したいと考えております。
ご意見
- 流動性を確保する為には,ディーリング等多様な投資目的を持った投資家の参入が不可欠である。MSCI Japan及びFTSE日本指数ともに,現在の呼値の単位は小さすぎる為,投資家が限定されてしまい,流動性が確保されないのではないか。
大証の回答
- 両指数が海外の機関投資家に日本株投資のベンチマークとして採用されていることから,これらの投資家によるリスクヘッジ目的の取引が中心になると考えて呼値の単位を細かく設定いたしました。
しかしながら,リスクヘッジを目的とする投資家の取引が円滑に執行されるためには流動性の確保が必要であり,そのためには,多様な投資目的をもつ投資家の参入が不可欠であります。従って,リスクヘッジを目的とする投資家の利便性を損なわないことも考慮に入れ,以下のとおり呼値の範囲を変更することといたします。
旧 → 新 | |
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MSCI Japan FTSE日本指数 |
0.1ポイント → 0.5ポイント 0.01ポイント → 0.1ポイント |