JPXからのお知らせ

2017/03/14 JPX 日本取引所グループとサウジ証券取引所(タダウル)が包括的な協力協定(MOU)を締結

 

JPXダタウル

株式会社日本取引所グループ(以下「JPX」)とサウジ証券取引所(以下「タダウル」)は、本日、両市場間の包括的な協力協定(Memorandum of Understanding)を締結しました。

本MOUの締結により、JPXとタダウルはそれぞれの関心分野における情報交換を通じてより緊密な関係を構築するとともに、両市場の更なる発展に向けた相互協力を推進します。またJPXとタダウルは、金融商品の開発、上場証券の重複上場、共同マーケティング・プロモーション及び金融経済教育を含む広範囲な分野において協力の可能性を模索していきます。

清田 瞭(きよたあきら)日本取引所グループCEOは、「長年に亘る緊密な関係を有する日本とサウジアラビア王国は、そのパートナーシップ関係を更に強固にするため、現在、様々なプロジェクトを推進しています。こうしたなか、この度、タダウルとMOUを締結できたことを大変嬉しく思います。両市場間の関係強化を通じて、我が国とサウジアラビア王国との協力関係は更に拡大していくでしょう。現在、タダウルは資本市場開放や市場機能の強化を大変早いスピードで実施していますが、お互いの市場の更なる発展のため、今後協業していくことを期待しています。」と述べています。

ハーリド・アブドゥッラー・アール・ハサン(Khalid Abdullah Al Hussan)タダウルCEOは「本MOUはタダウルとJPX間の相互理解と協力の枠組を構築するもので、両市場間の協力関係は今後一層強化されます。これは、長期的な繁栄をもたらす関係の始まりであり、将来にわたる協力の可能性を拓くものです。また、本MOUはタダウルの資本市場育成計画とも整合的で、世界に開かれた先進的な資本市場の構築を掲げる「サウジアラビア・ビジョン2030」とも関連しています。」と述べています。

 

株式会社日本取引所グループ

株式会社日本取引所グループ(JPX)は、総合的な金融市場インフラを提供する取引所グループで、その事業領域は現物及び派生商品市場の運営、自主規制機能や清算機能の提供など広範囲に亘っています。現物市場である東京証券取引所では、3,500以上の上場銘柄やETF/ETN、REITなどの多様な商品を、大阪取引所では高い流動性を誇る派生商品を提供しています。両市場の効率性、安定性及び透明性に加えて、日本取引所自主規制法人が担う自主規制機能と日本証券クリアリング機構における清算機能の発揮により、取引所市場に対する信頼性を確保しています。JPXは、「アジア地域でもっとも選ばれる取引所」を目指して、市場の発展や事業ポートフォリオの多様化を推進しています。

株式会社日本取引所グループ

サウジ証券取引所(タダウル)

サウジ証券取引所(タダウル)は、サウジアラビア王国の資本市場法に基づき2007年3月19日に株式会社として設立されたサウジアラビア王国の唯一の証券取引所です。タダウルは、証券の上場、売買、決済、保管・振替及び名義書換などの業務を遂行しており、タダウルの法的位置付けとその義務・責任は資本市場法により規定されています。またタダウルは、サウジアラビア証券市場に関するマーケット情報の公式な情報元です。タダウルの資本金はパブリック・インベストメンント・ファンドが全額出資しています。タダウルはIOSCO(証券監督者国際機構)の協力会員であり、WFE(国際取引所連合)とAFE(アラブ取引所連盟)に加盟しています。

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