2017/10/04 JPX
世界投資者週間のオープニングセレモニーを開催
世界各国の規制監督当局の国際機関であるIOSCO(証券監督者国際機構)が初めての試みとして、本年10月2日から8日までを「世界投資者週間」(World Investor Week:WIW)と定め、投資者教育、投資者保護の重要性を訴えるキャンペーンが世界中で実施されます。
日本取引所グループは、世界を代表して、WIWのオープニングセレモニーを10月2日に開催いたしました。
本年が初の試みとなる世界投資者週間の開始を記念し、金融庁水口純審議官、日本証券業協会鈴木茂晴会長、及び12か国から100名以上の投資者教育および投資者保護等に関する証券関係者が出席する中、IOSCOのリテール投資者委員会(Committee 8)ヴァスコ議長からのビデオメッセージの後、日本取引所グループ傘下の東京証券取引所の取引開始を告げる打鐘セレモニーが行われました。
清田瞭日本取引所グループ代表取締役兼グループCEOは、「世界投資者週間は、投資者教育・投資者保護の重要性をアピールするための試みとして、初めてグローバルに展開されるキャンペーンとなります。ここ日本取引所グループにおいて、そのオープニングを飾ることができますことを大変うれしく思います。世界投資者週間では、日本取引所グループの『投資者教育の取組み』、『不公正取引の防止のための取組み』を世界に発信すると共に、世界各国の先進的な取組みを共有し、各国で実践している投資者教育・投資者保護の施策をさらに素晴らしいものにするためのヒントが得られるのではないかと期待しております。日本において世界投資者週間が成功を収め、多くの人々が、豊かな将来設計に向けた資産形成に取り組み、そうしてもたらされた投資資金が、世界経済の健全かつ持続可能な発展の一助となることを祈念いたします。」と述べました。
世界投資者週間の期間中は、投資者教育、投資者保護、金融リテラシーに関するメッセージの普及・拡散を図るキャンペーンが世界規模で実施されます。今回のセレモニーでは、わが国の投資者教育、投資者保護、金融リテラシーの取組みを世界にアピールしました。

世界投資者週間について
証券監督者国際機構(IOSCO)とは
世界各国・地域の証券監督当局や証券取引所等から構成されており、投資家を保護し、公正かつ効率的で透明性の高い市場を維持すること、市場の発展への支援、市場インフラストラクチャーの強化、適切な規制の実施のために、国際的に、また地域内で、各々の経験に関する情報を交換することを目的とする国際機関です。
日本取引所グループ(JPX)とは
株式会社日本取引所グループ(JPX)は、総合的な金融市場インフラを提供する取引所グループで、その事業領域は現物及び派生商品市場の運営、自主規制機能や清算機能の提供など広範囲に亘っています。現物市場である東京証券取引所では、3,500以上の上場銘柄やETF/ETN、REITなどの多様な商品を、大阪取引所では高い流動性を誇る派生商品を提供しています。両市場の効率性、安定性及び透明性に加えて、日本取引所自主規制法人が担う自主規制機能と日本証券クリアリング機構における清算機能の発揮により、取引所市場に対する信頼性を確保しています。JPXは、「アジア地域でもっとも選ばれる取引所」を目指して、市場の発展や事業ポートフォリオの多様化を推進しています。
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