JPXからのお知らせ

2022/09/22 東証 「英文開示実践ハンドブック」の作成について

 

東京証券取引所(以下「TSE」という)は、上場会社による英文開示の取組みを促進する観点から、上場会社の英文開示資料の作成実務の一助となるよう、英文開示を実施する際のノウハウや留意事項をまとめた「英文開示実践ハンドブック」を作成し、本日、全上場会社に電子的に配布いたしましたので、お知らせします。

本ハンドブック作成の背景や上場会社への期待等は、以下のとおりです。

  • 近年、金融資本市場のグローバル化に伴い、東証市場においても海外投資家が重要な投資主体となっており、海外投資家の中長期的な投資参加を促進する観点から、英語による会社情報の開示・提供(以下「英文開示」といいます。)の重要性が高まっています。特に、本年4月4日に始動した新市場区分のプライム市場は「グローバルな投資家との建設的な対話を中心に据えた企業向けの市場」という位置づけであり、対話の基礎となる英文開示を、必要な情報について行うことが求められる(注)こととなりました。
  • そうした中、上場会社が英文開示を始める、あるいは、拡充する際の英文開示資料の作成実務の一助となるよう、英文開示実施に向けた計画の立案方法や、翻訳外注、機械翻訳活用のノウハウなどについて、ハンドブックとして、取りまとめました。
  • 今後、上場会社が、英文開示拡充に向けた取組みを進めていくとともに、英文資料の作成を出発点として、上場会社が海外投資家との間で建設的な対話を行うことや、海外投資家の投資を呼び込むこと、ひいては中長期的な企業価値向上を実現することを期待しています。
  • コーポレートガバナンス・コード補充原則3-1②参照

TSEでは、引き続き、英文開示の充実と利便性向上に関する取組みを推進してまいります。

英文開示実践ハンドブック(JPXウェブサイト)
英文開示実践ハンドブック PDF

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