JPXからのお知らせ

2025/12/12 JPX東証JPX総研 新興企業の成長性に着目した新指数「JPXスタートアップ急成長100指数」の算出について

現在、東京証券取引所（以下「東証」といいます）において、東証グロース市場が「高い成長を目指す企業が集う市場」となるための施策（以下「グロース市場改革」といいます）を推進しています^（注1）。これにあわせ、ＪＰＸ総研では、新興企業の成長性に着目した新たな指数の提供に向け準備を進めてまいりました^（注2）。

今般、東証グロース市場に上場する銘柄等を対象とし、成長性基準で銘柄を選定する新指数「JPXスタートアップ急成長100指数」の骨子を以下の通り取りまとめましたのでお知らせいたします。

今後、詳細設計を進め、2026年3月9日（月）から配信を開始する予定です。

1. JPXスタートアップ急成長100指数開発のねらい

高い成長性を示している企業に対する投資がしやすい環境が整えられていることは、企業が積極的な資金調達・成長投資を行うための重要な基盤といえます。東証が推進するグロース市場改革における議論においても、投資家が投資魅力のある企業に投資しやすくなる等の観点から、高い成長を実現している企業が組み込まれた指数への期待が示されています。

こうした状況を踏まえ、東証グロース市場に上場する銘柄及び東証グロース市場からの市場変更後一定期間の銘柄を対象に、(1)売上高成長率と(2)時価総額成長率という新興企業の成長性を測定する二つの指標を用いて選定した銘柄を「日本を代表する高成長新興企業」と位置付け、これらの銘柄で構成する新たな株価指数「JPXスタートアップ急成長100指数」を開発することとしました。

「JPXスタートアップ急成長100指数」により、ETF等の連動商品への投資をはじめとした、高い成長性を示している新興企業からなる指数の活用を通じた、新興企業における成長を一層意識した経営の推進と、成長を実現する新興企業への投資拡大の好循環を目指します。

2. JPXスタートアップ急成長100指数の骨子

3. JPXスタートアップ急成長100指数の利用について

JPXスタートアップ急成長100指数を金融商品の組成・売出しや第三者提供等で利用する場合、ＪＰＸ総研とのライセンス契約の締結が必要です。
次の期間中に当該指数におけるETFのライセンスの申込みを受け付けます。