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2019/06/25 JPX 日中ETFコネクティビティ記念セレモニーの開催について

 

6月25日、日本取引所グループと上海証券取引所との間で構築した「日中ETFコネクティビティ」(中国語名:日中ETF互通)に基づくETFが、日本と中国で同時上場し、「日中ETFコネクティビティ記念セレモニー」が日本・東京および中国・上海において開催されました。

東京で行われたセレモニーには、金融庁、上海証券取引所、日中金融機関をはじめとする多くの市場関係者の皆様にお越しいただき、当該ETFの誕生をお祝いしました。

日本にはこれまでも中国株ETFが上場していましたが、日本株ETFの中国上場は今回が初の事例となり、日本と中国のETF相互上場が実現しました。今回、上海証券取引所には、南方基金によりTOPIXに連動するETFが、華安基金、華夏基金、易方達基金により日経平均株価に連動するETFが上場しました。これにより、中国の投資者は当該ETFを通じて日本株へアクセスすることが可能となりました。東京証券取引所においても、三菱UFJ国際投信によりSSE180に連動するETFが、アセットマネジメントOneによりCSI500に連動するETFが上場し、日本の投資者にとっても選択肢の幅が広がりました。

セレモニーの冒頭、清田 瞭(きよた あきら)日本取引所グループCEOは、「今回、ETFが架け橋となって、日中資本市場を相互に結びつけました。日中資本市場の規模から考えると、現時点では小さな一歩かもしれませんが、大きな可能性を秘めた偉大な一歩であると考えています。ようやくつながったこのパイプを、市場関係者の皆様とともに大きく育ててまいりたいと思います。日本取引所グループとしましては、引き続き、今回のスキームを用いるETFの普及・拡大を図りつつ、皆様方と協力しながら日中クロスボーダー取引の活性化を通じて両国資本市場の更なる発展に寄与してまいりたいと思います。」と述べました。

東京でのセレモニー

テープカット

清田CEOのスピーチ

金融庁遠藤長官のスピーチ

記念品交換(左から上海証券取引所 パン監事長、清田CEO)

記念打鐘 (左から華安基金 許総経理助理、三菱UFJフィナンシャルグループ平野会長)

記念打鐘(左から南方基金 呉CMO、アセットマネージメントOne菅野社長)

全体集合写真

上海でのセレモニー

東証宮原社長のスピーチ

プラズマボールで日中ETFローンチ (左から東証宮原社長、上海市 呉副市長、上海証券取引所 黄理事長、CSRC祝副主任)

日中ETFコネクティビティについて

日中ETFコネクティビティとは、当該スキームのために割り当てられるQFII/RQFII・QDIIの投資枠を用いて、東京証券取引所及び上海証券取引所に上場する日中のアセットクラスを信託財産とするETFに投資を行うETFを相互に上場することで、両取引所のETF市場を双方のETFを介して相互に結び付ける仕組みです。

日中ETFコネクティビティ

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電話:03-3666-1361(代表)