企業価値向上経営eラーニング
東京証券取引所(以下「東証」という)では、取締役、監査役などの上場会社の役員の皆様や会社の経営をサポートする皆様を対象に、企業価値向上経営の実践に必要な知識や考え方についてご紹介するeラーニングを提供しております。
eラーニング形式(モバイル端末でも受講可能)のため、多忙な役員の皆様や経営をサポートする皆様方に「場所・時間」の制約なく学習いただけます。
東証上場会社に本eラーニング及び印刷用データを無料提供中
東証上場会社(子会社及び関連会社を含みます。)の皆様に対し、本eラーニング及び同eラーニング講座の印刷用ファイルを無料提供しております。
提供方法は、東証TARGETのTOPページ内、関連リンク欄「上場会社向けサービス案内」にて本eラーニング受講用サイトのURLをご案内しております。(2020年5月末より、お申込み及びID・PW不要で受講いただけるよう利用方法等を変更しております。)
※印刷用データは受講用サイト内で取得できます。
※東証上場会社以外への本講座の提供は行っておりません。
提供講座
基礎講座Series4講座、企業価値向上経営ベストプラクティスSeries4講座、合計8講座を提供しています。
基礎講座Series
資本市場と企業経営
所要時間 | 約30分 |
内容 | 昨今の資本市場の状況を踏まえつつ、「企業経営と資本市場の関わり」や「投資者の視点から見た企業価値向上のための日本企業の課題」などについて、概括的に解説します。 |
コンテンツ (一部抜粋) |
■上場とは ■株主とは ■少数株主(機関投資家)の概略 ■投資部門別株式保有比率の状況-少数株主の存在感の変遷 ■日本企業の抱える課題 ・収益性を意識した経営 ・インベスターリレーション(IR) ・コーポレートガバナンス ■持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて ・コーポレートガバナンス・コード |

独立役員の実務
所要時間 | 約55分 |
内容 | 東証発行の「ハンドブック 独立役員の実務」(商事法務刊)をベースとして、独立役員に期待される役割をご確認いただくコンテンツです。 ケーススタディを踏まえて、独立役員として自分だったらどう考えるか、あるいは、一般株主の視点ではどう考えるかということを意識しながら、基本を再確認できます。 |
コンテンツ (一部抜粋) |
■ケーススタディ1「新規事業への参入を提案されたらどう考える?」 ・資本コストを意識した経営判断 ・投資採択基準の一例/投資採択基準を用いる際の留意点 ・M&Aに際して持つべき視点 ■ケーススタディ2「剰余金の処分についてどう考える?」 ・配当政策について ■ケーススタディ3「TOBの対象となったらどう考える?」 ・意見表明と買収防衛策 |

企業価値向上経営の意義と実践に向けて
所要時間 | 約90分 |
内容 | 日本企業の置かれている背景や現状を確認し、改めて企業価値向上経営の意義や必要性を解説するとともに、「資本コスト」や「企業価値」の考え方、自己資本政策の考え方などを学ぶことができるコンテンツとしております。投資家との共通言語となるコーポレートファイナンス理論をベースに、易しく解説します。 |
コンテンツ (一部抜粋) |
■企業価値向上経営の意義と必要性 ・企業価値向上経営が求められる背景 ・なぜ企業価値向上経営が必要なのか ■経営層が認識しておくべき企業価値向上経営の基本 ・株主を満足させる収益性(株主の期待収益率)とは ・必要な自己資本と自己資本のコストとは ・計上すべき利益とは(企業価値創造とは) ・ 企業価値の考え方、捉え方 ■東証上場企業の企業価値向上経営の現状と課題 ・自己資本政策に対する誤解 ・経営指標としてのROEの問題点 |

【ダイジェスト版】企業価値向上経営の意義と実践に向けて
所要時間 | 約30分 |
内容 | 既存講座のうち、最も多くの方に受講されている「企業価値向上経営の意義と実践に向けて」から、上場会社の役員の皆様にとって実務上不可欠な「資本コスト」に係る内容にフォーカスしたダイジェスト版です。 資本コストの概要や意識することの意義をコンパクトにまとめています。 |
コンテンツ (一部抜粋) |
■株主を満足させる収益性(株主の期待収益率)とは ■必要な自己資本と自己資本のコストとは ■計上すべき利益とは(企業価値創造とは) ■資本コスト(CAPM〔資本資産評価モデル〕) ■有利子負債の節税効果 / 最適資本構成 など |

企業価値向上経営ベストプラクティス Series
企業価値向上経営ベストプラクティス Series1 オムロン株式会社の取組み
所要時間 | 約30分 |
内容 | 企業価値向上経営のベストプラクティスとして、第3回企業価値向上表彰の大賞受賞会社であるオムロン株式会社の経営の実践事例をご紹介します。 |
コンテンツ (一部抜粋) |
■オムロンの企業価値向上表彰の選定ポイント ■オムロンの概要 ■オムロンの企業価値向上に向けた取組み ・ROIC経営の狙い【なぜROICなのか】 ・ROIC経営の実践【ROIC逆ツリー展開】 ・ROIC経営の実践【ポートフォリオマネジメント】 ・ROIC経営の実践【現場への浸透や実践】 ・経営力とエンゲージメントの融合【長期ビジョンと中期経営計画】 ・経営力とエンゲージメントの融合【取締役・執行役員に対する中期業績連動報酬】 |

企業価値向上経営ベストプラクティス Series2 丸紅株式会社の取組み
所要時間 | 約30分 |
内容 | 企業価値向上経営のベストプラクティスとして、第2回企業価値向上表彰の大賞受賞会社である丸紅株式会社の経営の実践事例をご紹介します。 |
コンテンツ (一部抜粋) |
■丸紅の企業価値向上表彰の選定ポイント ■企業価値向上を指向した背景 ・環境変化/・3つの意識の欠如 ■企業価値向上経営の取組み ・独自指標PATRAC/・連結ポートフォリオユニット制/・バランスシート管理 ■企業価値向上の仕組みの組織への浸透について |

企業価値向上経営ベストプラクティス Series3 株式会社ユナイテッドアローズの取組み
所要時間 | 約35分 |
内容 | 企業価値向上経営のベストプラクティスとして、第1回企業価値向上表彰の大賞受賞会社である株式会社ユナイテッドアローズの経営の実践事例をご紹介します。 |
コンテンツ (一部抜粋) |
■ユナイテッドアローズの企業価値向上表彰の選定ポイント ■企業価値向上を指向した背景 ■企業価値向上経営の取組み ・収益責任の明確化/商品プラットフォーム/KPI管理 ・経営理念の浸透に向けた具体的施策 ・IR活動の地道な改善 ■これからの企業価値向上に向けて |

企業価値向上経営ベストプラクティス Series4 ピジョン株式会社の取組み
所要時間 | 約30分 |
内容 | 企業価値向上経営のベストプラクティスとして、第4回企業価値向上表彰の大賞受賞会社であるピジョン株式会社の経営の実践事例をご紹介します。 |
コンテンツ (一部抜粋) |
■ピジョンの企業価値向上表彰の評価ポイント ■ピジョンの概要 ■ピジョンの企業価値向上に向けた取組み ・企業価値向上に取り組んだ経緯 ・企業価値の定義 ・PVA※を軸とした経営の取り組み(「経済価値」の向上に向けて) ■投資家との対話 |

受講者のご感想
基礎講座Series
講座名 | ご感想 |
資本市場と企業経営 | ・上場会社の一員として基本的な考え方が学べた。経営において一般株主の視点での意見が必要であると感じた。 ・IRの重要性や少数株主の位置づけ等を勘違いしていたこともあり、大変勉強になった。 ・多様な視点とテーマから解説されており、広い視野をもって企業経営を考えられる機会が得られた。 ・わかりやすくまとまっていると思う。財務担当以外の役員にも是非活用してもらいたい。 |
独立役員の実務 | ・経営者や会社の立場だけでなく、いかなる場合でも株主の視点や立場で物事を判断することの重要性が認識できた。 ・独立役員のみでなく、企業価値向上経営の実現においては全ての役員に必須の知識と思う。 ・日常あまり意識していない取締役、監査役等の機能・責任・義務を整理し、具体的に教育指導することは有用だと感じた。 |
企業価値向上経営の 意義と実践に向けて |
・投資家や株主視点で解説を繰り広げながらも企業価値の本質についての警告等もあり、バランスが良く取れていると感じた。 ・意識したことが無かった自己資本コストという考え方が分り易く解説され、入門編として非常に良い内容であった。 ・自己資本コストの考え方や有利子負債コストとの比較、それに繋がるROEの捉え方が、良く理解出来た。特に「なぜROEを高める事が重要なのか?」が理論的に理解することが出来、大変役に立った。 <【ダイジェスト版】に対するご感想> ・本編より「資本コスト」に特化した内容で理解しやすかった。 |
企業価値向上経営ベストプラクティスSeries
講座名 | ご感想 |
オムロン(株) の取組み |
・経営目標はスタッフ全員に理解させるのが難しい中で、様々な視点で見られる指標に置き換え、目標の達成が現場レベルでも理解されモチベーションを保つ手法が学べた。 ・会社が重要と考える経営指標を、各部門の各所属員までもが、自己の部署で何をすれば達成できるかを、具体的に把握することにより、自発的に継続的に行動できるようにすることが重要だということを改めて認識した。 ・ROIC経営の重要性を知った。事業部制は弊社もオムロンと同じであり、組織の縦と横の関係、収益の最大化、報酬への反映などは、正しくそのとおりだと思った。不確実な経済状況の下では10年先を見据えた時間軸の中で計画立案していくことがなおさら重要であると感じることができた。 |
丸紅(株) の取組み |
・実例だけに苦労話の部分では、自社の過去における経緯に当てはめて受講することで一層理解度が高まった。 ・戦略的に新たな事業構造への変革を図り、加えて成功確率を高めるための貴重な管理指標のノウハウを学べた。 ・自社内での共有化された目標指標の設定の重要性を感じた。現在、現場レベルでの実態は把握されているが、将来の経営に対する新たな指標の必要性を感じた。 |
(株)ユナイテッドアローズ の取組み |
・企業価値向上の為に企業理念を根底に据え、その社員への浸透を図る方法等が具体的に示されており参考になった。 ・創業者のインパクトの大きい会社が、上場後公器として変革を遂げてゆく過程、また順調な期間だけでなく業績悪化に対する取り組みの解説が興味深かった。 ・失敗を経ながらも取り戻し成長する企業と、そうでない企業の差は経営者の気づきによるものが大きいと認識できた。 |
ピジョン(株) の取組み |
・投資家との対話の項は、驚かされる内容もあり、非常に参考にしたいと思えるものであった。 ・ビジョンの組み立てが重要なことと、独自の指標が全従業員の目標に紐付けされていることはすばらしいと感じた。自身の事業部のビジョン策定や、KPIの策定において、考え方などを参考にしたい。 ・目標設定に対して経営分析手法を策定して自社の弱いところを見つけ強化していく仕組みつくりと顧客・投資家目線で自社の経営を考えている基本動作がしっかりしているところが良かった。 |