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2021/06/18 東証 監理銘柄(審査中)の指定:五洋インテックス(株)

 

以下のとおり、監理銘柄(審査中)に指定することにしましたので、お知らせします。
※本件は、日本取引所自主規制法人の審査結果に基づき決定したものです。

1.銘柄 五洋インテックス株式会社 株式
(コード:7519、市場区分:JASDAQスタンダード)
2.監理銘柄(審査中)指定期間 2021年6月18日(金)から当取引所が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで
  条文 有価証券上場規程施行規則第605条第1項第14号の3
(内部管理体制確認書が提出され、内部管理体制等について改善がなされなかったと当取引所が認める場合(改善の見込みがなくなったと当取引所が認める場合に限る。)に該当するおそれがあると認められるため)
3.理由 株式会社東京証券取引所は、五洋インテックス株式会社(以下「同社」という。)が、2019年12月5日に2020年3月期第2四半期報告書の訂正報告書(以下「訂正四半期報告書」という。)を提出するまでの間、真正な四半期レビュー報告書を添付した四半期報告書が提出されていない状況において、訂正四半期報告書の提出を要する旨の適時開示を何ら行っていなかった件について、同社の内部管理体制等について改善の必要性が高いと認め、2020年3月12日に同社株式を特設注意市場銘柄に指定しました。

今般、当該指定から1年が経過した2021年3月12日に同社から提出された内部管理体制確認書の内容等を確認したところ、以下の状況等が明らかとなりました。

・同社が2021年2月19日に開示した再発防止のための改善計画に記載の改善策の実施状況に関して、再発防止プロジェクトの実態や、会計監査人との連携状況などにおいて、虚偽の記載が複数箇所で認められるとともに、改善計画全般が計画提出後も適切に進捗していないこと
・同社において取締役会での決議等の適切な決裁手続きを経ない契約締結など、同社の内部管理体制等が改善しているとは認められない事象が生じていること

上記を踏まえ、今後の審査の結果によって、同社の内部管理体制等について改善がなされなかった、かつ、改善の見込みがなくなったと認められた場合には、上場廃止基準に該当することから、同社株式について上場廃止となるおそれがあると認め、監理銘柄(審査中)に指定します。
監理・整理銘柄指定状況
監理・整理銘柄指定履歴

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