マーケットニュース

2022/04/15 OSE パラジウムの受渡供用品の指定ブランドの一時停止について

 

1.ロシア製ブランドの受渡供用品としての指定の一時停止
大阪取引所は、LPPM(London Platinum and Palladium Market)がロシア製の白金及びパラジウムのブランドを認定リストから除外(一時停止)する措置を講じたことを踏まえ、対象となった以下のブランドの受渡供用品としての指定を一時停止することといたします(実施日2022年4月8日)。
2022年4月7日以前に製造されたものについては引き続き受渡供用品として御利用いただけますが、2022年4月8日以降に製造されたものについては受渡しに供用することができませんので御注意ください。

<対象となるロシア製ブランド>
・Krasnoyarsk(パラジウム)

2.パラジウム先物の取引に関する注意喚起
パラジウムについては、現物の供給に占めるロシア産の比率が極めて高いため、ウクライナ侵攻に対する対ロシア制裁の広がりを受けて世界的に需給が逼迫する状況が見られます。
また、OSE先物市場においても、これまで多くのロシア製ブランドが受渡供用品とされてきたことから、上記措置に伴う売建玉の急減が予想されることに加え、かねてからの流動性低下により随意の取引(新規建玉、転売、買い戻し)が困難な状況となっていることから、建玉保持に伴うリスクはこれまで以上に高まっています。
市場関係者の皆様方におかれましては、こうした状況等について十分に御留意いただきますとともに、本件に関して関係各部署及びお客様に御周知いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

白金及びパラジウム先物の取引に関する注意喚起について

お問合せ

株式会社日本取引所グループ 広報・IR部(大阪)
電話:06-4706-0800(代表)