会社って何のためにあるの?
「株式会社」と聞くと難しく聞こえてしまいますが、私たちの身の回りにあるモノのほとんどが株式会社によって作られています。
会社の目的・役割
会社の目的はより良い商品やサービスを提供することで利益をあげることです。利益をあげるためには、人々が必要としている商品やサービスを生み出す必要があります。そして、会社がよりよい商品やサービスを提供することによって、私たちの生活はより便利で豊かなものになっています。
発売当初の携帯電話は、今のような小型なものではなく、端末代も月額使用料も高額で限られた人にしか手の届かない高級品でした。それを製造会社や通信会社が改良を重ね、小型化や低価格化が進み、現在では多くの人が使っています。
会社がひとつのものを作るまで
資金はどのように用意すればよいのでしょうか?
多額のお金が必要なため、お金を貯めるのに時間がかかる
②銀行などからお金を借りる
利息をつけて返さなければいけない
③多くの人々から少しずつ集める
【株式】を発行する
会社を運営する際には、資金を①の預貯金だけで十分なケースは少なく、②のように誰かからお金を借りるか、③の株式のしくみを通して広くお金を集めるのが一般的です。
「株式を発行する」とは?
ひとりでは出せない多額のお金でも、多くの人々から、少しずつお金を出してもらうことで、多くの資金を集めることができます。会社へお金を出した人は、株式をもらい、「株主」となります。株式は、株主に渡される証明書のようなものです。このように株式を発行して資金を集め、事業活動を行う会社のことを「株式会社」といいます。
株式で集めたお金は返済する必要がないため、長期間資金を使い続けることができ、大きな仕事を行うことができます。一方で、株式を使ってお金を集めるということは、お金(資金)を出してもらう代わりに、会社の利益の一部を還元したり、今後の事業の展開や結果の報告を行ったりするなどの責任が伴うことになります。
- まとめ
- 会社は株式を使って活動し、私たちの生活をより豊かにする役割を果たしています。
会社の目的と役割