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TSE教育ホットライン

Vol.360「連載第一回「歴史の中の市場と証券」」

『証券市場』とは何かと尋ねると、証券取引所で働く多くの人はそれを定義した法律上の言葉を使います。
そういう意味では、証券取引法が金融商品取引法と名前が変わったことで、法律的定義では、金融商品取引所とは何かと問わなければなりません。
それは、一つの誤りのない答えの一つですが、子供たちに説明する方法として相応しいとは言えそうにありません。
証券市場に金融仲介機能を提供する組織として、金融仲介機能とは何かを説明する方法もあります。

ある機能を実現する組織として、その仕組みを説明するのは一般的なやり方ですが、その機能はなぜそういう機能なのかという深い理解に到達する事ができません。
さらに言えば、もっとも大切な、なぜその機能が必要なのか、なぜその機能が登場したのかという問いには上手く答えられないことが多いとも言えます。

今回の連載は、証券市場とは何かへの答えとして、その証券市場で取引される証券や、証券を取引する市場が歴史的にどのようにして日本の社会に登場し、変化してきたのかを追いかけてみます。
これによって、先生たちが子供たちに歴史授業を通じて証券市場を話していただける一助となる事を願っております。

(金融リテラシーサポート部 石田 慈宏)

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