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活動レポート

2018.08.02   東京都   ほか   経済教室
先生のための「夏休み経済教室」

<2018年度 先生のための「夏休み経済教室」>を開催しました。本セミナーは主に中学校・高等学校の先生方に、「経済を学ぶ・学びなおす」機会を提供することが目的です。今回で11年目(名古屋では10年目)でした。東京・大阪・名古屋会場にて計8日間行い、のべ837名の先生方にご参加いただきました。

経済分野担当の先生方もそうでない先生方も授業に活かせる知識・考え方をお伝えしている本セミナーですが、今年度特に注力したテーマは「授業づくりのノウハウを提供する」でした。現場での授業実践をただ紹介するだけではなく、授業に至るまでの過程に着目した講義を多く提供いたしました。

大阪会場の様子。

プログラムは各会場1日4講義行い、現場の先生による報告だけでなく、大学教授や東証社員も登壇しました。当日の講義内容は、共催した経済教育ネットワークのWebサイトへ近日中にアップいたします。
本レポートでは東証社員が行った講義内容を簡単に紹介します。

■「基礎から学ぶ『上場会社』」鈴木 深(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部課長)
 証券取引所を紹介し、加えて会社が上場するとはどういうことかについて、上場審査の流れや株価が決定するまでの過程を中心に説明しました。最近の企業の上場区分状況等も合わせて紹介しました。

■「東証の金融経済教育への取り組み」岡部 ちはる(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部)
 東証が金融経済教育領域に積極的に取り組んでいる理由や提供しているセミナーや教材について紹介しました。生徒さんには金融経済の学びを通し、自分で選択する力を育んでもらいたいこと、先生方にも是非生徒さんへお伝えいただきたいとお話しました。また、現在作成中の教材についても紹介しました。「企業」「株式」「資金調達」といった教科書に出てくる言葉をより理解しやすくするような簡単なワーク教材、「会社を知ろう!応援しよう!」を作成中です。

■「金融知識は生きる力」増田 剛(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部長)
 経済教室終了後に弊社単独セミナーを開催しました。金融リテラシーをなぜ学ぶ必要があるのか、またなぜ弊社が強く金融リテラシーをお伝えしているのかについて、改めて説明すると共に、「人生100年時代」と言われる昨今、自らの資産を考えていく上で踏まえておきたい投資のポイントや税制制度などを説明しました。金融知識を学ぶことは、自身が何かを選択する際に活用できる道具になると考えます。

東京会場の様子。お昼休みには東証アローズ見学会も開催しました。

参加した先生方からは、「自分の授業を見直すきっかけとなった。」「他教科教員だが参考になった。」「地理や歴史の講義もあり今後の授業への参考になった。」「来年も参加したい。」とのお声を多数いただきました。
来年度も開催する予定です。詳細は当サイトや、JPX(株式会社日本取引所グループ)のHP、また学校様宛てへお送りする予定のダイレクトメールなどでご案内して参ります。
今後とも弊社の金融経済教育に対する取り組みへのご理解、ご協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。