教育支援プログラム for TEACHERS / PARENTS 教育支援プログラム for TEACHERS / PARENTS

活動レポート

2019.04.26   東京都     出張授業
上智大学(全学共通科目)

上智大学と東京証券取引所の連携講座を春学期に開講しています。
講座名は「現代の証券市場と上場会社」。全学年学部の学生計200名が各回の授業に熱心に取り組んでいます。
株式会社に始まり上場会社についての理解や上場会社情報の見方、また証券市場について最近の状況をふまえて、幅広い角度から毎回の講義を行っています。

株式学習ゲームにも取り組み、その時々の経済ニュースと株価の結びつきを各回の授業で学ぶのも一つ。同ゲームで買付けを行った上場会社について決算短信から会社の特徴を読み解くことができるよう、ワークシートを用いて、各社の実際の決算短信から必要な情報を読み取るケーススタディも行っています。

授業風景(「会社の株価の決まり方」動画を視聴)

ICTを積極的に授業で活用しているのも大きな特徴です。大学の教室と東京証券取引所をリアルタイムでつなぎ、双方向のやり取りを行う遠隔配信を先日、実施しました。
「東証アローズ」と呼ばれるTVでおなじみの取引監視施設を紹介したり、リアルタイムで動く株価ボードを前に東証からスタッフが解説し、教室にいる学生と質疑応答を行います。
学生の皆様からの反響も大きく、授業を通じて外の世界と繋がることはとても新鮮な経験だという意見が、毎年多く寄せられます。

IT技術の進歩は私たちの生活に様々な変化をもたらしていますが、学校の講義でも外の世界と繋がり新たな学びを得られる時代になりました。ICTの利用が、これまで学びに制約があった部分に少しでも貢献できるなら一つ有益な活用方法ではないでしょうか。

東京証券取引所との遠隔通信の様子

7月下旬に授業の総仕上げとして株式学習ゲームのレポートを提出するまで、学生の皆さんは実務の観点からの様々な学びを得て、これからの大学生活や社会で大きく羽ばたいてほしいと願っています。



※大学教育では連携講座の知見も生かし、通常の講義や、各団体実施の連続講義、キャリアセンターの講座などで、幅広いテーマのレクチャーを実施しています。ご利用を検討される学校関係者の方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

大学教育担当
問い合わせ先 E-mail:university@jpx.co.jp