教育支援プログラム for TEACHERS / PARENTS 教育支援プログラム for TEACHERS / PARENTS

活動レポート

2019.08.05   東京都   ほか   経済教室
先生のための「夏休み経済教室」

<2019年度 先生のための「夏休み経済教室」>を開催しました。今年で12年目になる学校教員向けのセミナーで、主に金融や経済分野を教える中学校・高等学校の先生に、6日間でのべ約700名ご参加いただきました。
※セミナー概要はこちら
※セミナー要旨はこちら(経済教育ネットワークのHPに移ります)

今年は新しい試みとして、東京会場にて参加者同士の懇親会を企画しました。30名程度の先生方にご参加いただき、講師や参加者同士で様々な話題に花を咲かせてました。セミナーに参加するだけでなく、普段はお話する機会が多くない他校勤務の先生方同士でお話できる機会として、活用いただきました。

大阪会場の様子

さて、今年度特に注力したテーマ・キーワードは、以下でした。
・新学習指導要領と大学入学共通テスト(新テスト)
・大学入学共通テスト(新テスト)と労働
・新学習指導要領に向けての授業づくり
 各プログラムの内容については追って共催した経済教育ネットーワークのWebサイトにて掲載いたします。

また、上記に加え、東証社員からも以下の内容で講義しました。
・証券市場の歴史
・昨年度より開発・普及に努めている教材、<会社を知ろう!会社を応援しよう!>の紹介と実践報告
・資産形成についてのミニセミナー

各講義要旨を簡単にご紹介いたします。

◆「証券市場の歴史」
石田 慈宏(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部課長)
「歴史から経済を学ぶ意義」と題し、金融を理解するには、経済史や信用史・貨幣史を学ぶと理解しやすいのではないかと紹介しました。貨幣の歴史を踏まえて日本で最初に取引された有価証券ともいえる米切手の存在や堂島米市場、更に渋沢栄一の登場と東証の設立について解説しました。
詳細は弊社発刊の著作、『日本経済の心臓 証券市場誕生!』を是非ご覧ください。
※『日本経済の心臓 証券市場誕生!』の紹介はこちら

◆「東証新教材の紹介と実践報告<会社を知ろう!会社を応援しよう!>」
岡部 ちはる(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部)
昨年度より開発・普及に取組む教材の紹介と、実際に学校授業で実施いただいた模様をご紹介しました。
企業の役割や目的を理解するパートでは、実際に先生方にワークの一部をグループに分かれて試してもらいました。当教材は、企業活動の具体例を多様に用意し、その中から話し合って選ぶというものです。人々に必要なモノやサービスを提供し、豊かな社会へ貢献する、という企業の目的をより具体的なイメージを持たせること、また話し合いを通じて、理由を整理して発表する、という活動をしながら学ぶことが特徴です。
また、複数の学校に工夫しながら実践いただいた模様も紹介し、活用の幅広さもお伝えしました。
もしご興味ありましたら当教材は無料で配布しております。見本のみの送付も可能ですのでお気軽にお問合せください。

◆「初めての資産形成」
増田 剛(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部長)
「金融リテラシーは生きる力」と題し、金融リテラシーを身につける理由や、社会に出て活躍する人材、などについてお話しました。
金融リテラシーとは、自ら情報収集をして判断できるようになること、つまり知識を学ぶだけでなく活用することだと考えます。そしてこの力はお金に関係することだけでなく、生活全般で必要な力とも言えます。社会で活躍する人材は能動的な人が多いとされ、企業の採用面接でも、主体的に働ける潜在能力を見極めていることを紹介しました。
これからの社会を生きる生徒さんには、自分自身で情報収集して選択・判断できるようになってほしい、そしてより良く生活する上でも金融知識も持ってほしいと考えます。

今回のセミナーに参加した先生方からは、「二学期の授業からすぐに活用したい」「他教科教員だが授業のポイントが参考になった」「来年も参加したい」とのお声を多数いただきました。

今後も、実際の教育現場において、限られた授業時間の中で効果的に金融知識を教えられるような、授業支援のためのプログラムに取組んで参ります。これから多様な生き方を選択していく子どもたちが、社会やお金について学ぶことで世の中の情報に関心を持ち、自分で決断する力を身につけてほしいと願い、今後も支援を続けて参ります。

今年度冬休み、12/30(月)にも東証でセミナーを開催する予定です。この日は大納会開催の日ですので一年の締めくくりに是非ご参加ください。詳細は当サイトや、JPX(株式会社日本取引所グループ)のHPなどでご案内いたします。
今後とも弊社の金融経済教育に対する取り組みへのご理解、ご協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。